DeepSeekは8月13日(現地時間)公開されたChinaTalkの記事を通じて、7月下旬(現地時間)に流出した投資家向け会議の議事録で同社のAI開発戦略とビジネスモデルが明らかになった。議事録によると、リャン・ウェンフェン (Liang Wenfeng) 氏は自動学習と汎用人工知能 (AGI) の追求を最優先事項とし、ビジネス顧客向けAPIトークンが主要な収益源であると説明。MITライセンスでモデルを公開しつつも、本年度のエンタープライズ部門で数億米ドルの収益を見込んでいる。

リャン・ウェンフェン (Liang Wenfeng) 氏は、中国のテック業界エリートの中でも異例の存在と評されている。同氏は商業トレンドや政治的動向に左右されず、自身の技術ビジョンの実現に強く焦点を当てている。同氏の主要な思想は、自動学習と汎用知能の間に必然的な因果関係があり、高度な機械知能の追求こそが現在解決すべき唯一の問題であるというものだ。

DeepSeekのオープンモデル戦略にもかかわらず、主要な収益源はビジネス顧客へのAPIトークン提供であるとリャン氏は投資家に対して説明した。2025年にリリースされたR1以降、すべてのモデルはMITライセンスでオープン公開されている。R1のAPIは2025年2月の分析で平均日額562,027米ドル、利益率545%を計上。本年度のエンタープライズ部門の収益は数億米ドルに達する見込みで、十分な成長があれば早期に純利益を出し、新規株式公開 (IPO) への道を開く可能性があるという。議事録によれば、個人消費者向けプロダクトに対するリャン氏の関心は低いが、忠実なユーザーがいるため継続している。

リャン氏は、機械知能の限界がまだ見えない限り、既存のビジネスモデル構築よりも、その限界を追求することに技術的、社会的、そしてビジネス上の価値があると主張する。DeepSeekの資源の大部分は、知能の限界を探る「AGIの主要な探求」に投入される。同氏は、現在のAI研究が依存する高品質なラベル付きデータではなく、自律的で真に継続的な学習こそがAGIへの道だと見ている。ハードウェアの制約については、NvidiaのCUDAの優位性が侵食され、Huaweiチップでのトレーニングに慎重ながらも楽観的な見方を示した。HuaweiはDeepSeekに16,000基のAscend 950 GPUを割り当てており、DeepSeekはハードウェアエコシステムを支援するため、Huaweiとの協業を必然と捉えている。


参考: ChinaTalk (Jordan Schneider) (アーカイブ) — 2026年8月13日 19:19 (JST)

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