Alibaba (アリババ) は、従業員がAnthropic (アンソロピック) のAIツールを業務目的で使用することを7月10日より禁止すると、7月6日(現地時間)にCNBCが確認した。この動きは、Anthropicが同年6月、Alibabaによる「the largest known distillation attack (既知の最大の蒸留攻撃)」を非難する書簡をU.S. Senate Committee on Banking, Housing, and Urban Affairs (米上院銀行・住宅・都市問題委員会) に送付したことに続くものとして報じられている。

Anthropicの利用規約では、特定の国・地域からのモデル利用が禁止されている。Alibabaの従業員は、Anthropicのモデルおよびエージェント製品をアンインストールし、自社開発のAIアシスタント「Qoder (コーダー)」を使用するよう指示された。Alibabaは、Anthropicの「Claude Code」を高リスクソフトウェアリストに追加した。

今回の禁止措置は、中国におけるAnthropicに対するオンライン上の反発が広がる中で実施された。RedditおよびGitHubへの投稿では、ユーザーが特定の国に居住しているかを検知するコードが使用されていることが指摘されている。

Financial Times (フィナンシャル・タイムズ) が報じたところによると、Anthropicは企業が第三国を経由して「Claude」にアクセスする抜け穴を塞ぐ動きを進めている。同紙は、金融テクノロジー企業Ant (アント) が、シンガポール拠点に接続された社内イントラネットを通じて、従業員に企業向けClaudeアカウントを提供していたと伝えた。また、TikTokの親会社であるByteDance (バイトダンス) はClaudeへのアクセスを「促進していない」ものの、エンジニアが個人的なサブスクリプションを費用として計上できる払い戻しプログラムを2026年4月2日に開始したと報じられている。これらのエンジニアは仮想プライベートネットワーク (VPN) を利用してアクセスしているとみられる。

AlibabaとAnthropicは、本件に関してコメントを控えている。AntとByteDanceもFinancial Timesの報道についてコメントしていない。


参考: cnbc.com (アーカイブ) — 2026年7月7日 05:49 (JST)

原文ハイライト

"the largest known distillation attack"

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