Anthropicは7月7日(現地時間)、デスクトップ専用エージェントツール「Claude Cowork」をモバイルおよびウェブ向けに提供開始したと発表した。これにより、タスクをデバイス間で同期させ、ラップトップで開始した作業をバックグラウンドで継続し、スマートフォンから進捗を確認できるクロスデバイスプラットフォームへ移行する。同社はまた、5月11日から5月31日までの120万セッションの利用状況データも公開し、ビジネスプロセスおよび運用が利用全体の33.4%を占める一方で、ソフトウェア開発は8.7%にとどまったことを明らかにした。

Claude Coworkのモバイルおよびウェブ対応は、まずMaxサブスクライバー向けのベータ版として提供を開始し、その後他のプランにも拡大する。Anthropicは、アプリを完全に閉じた後でもタスクが自律的に継続され、ユーザーがいつでもデバイス間で作業を確認できる点を強調している。

新しい機能として、タスクセッションのデバイス間同期、デバイスがオフラインの状態でもバックグラウンドでタスクを実行できる機能、そして人間の判断が必要な場合にユーザーの電話に質問を提示する機能が追加された。ウェブ版の導入により、デスクトップアプリケーションをインストールできない企業環境のユーザーもClaude Coworkを利用できるようになる。

同社が公開した利用状況データは、60万以上の組織から収集された匿名セッションに基づいている。データによると、最も利用頻度の高いカテゴリはビジネスプロセスおよび運用で33.4%を占め、次いでコンテンツ作成とコピーライティングが16.4%だった。これらの「仕事周辺業務」が利用全体の約半分を占める一方、ソフトウェア開発は8.7%にとどまった。Anthropicはこれらの主要な利用ケースをthe work around the workと表現し、生産性向上の新たなカテゴリを定義しようとしている。

この戦略は、開発者向けのClaude Codeとは異なり、情報作成、整理、伝達を行う知識労働者という、より広範な市場をターゲットとしている。Anthropicは採用促進のため、8月5日までCoworkの利用制限を2倍に延長すると発表した。先週はClaude Sonnet 5がリリースされており、Anthropicにとって多忙な時期に今回の発表が行われた。


参考: venturebeat.com — 2026年7月8日 01:00 (JST)

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