クルーエーアイ (CrewAI) は2026年10月22日(現地時間)、開発ドキュメントの変更ログを更新し、エージェントが実コードを実行する機能を含む複数の新機能と改善を発表した。特にバージョン1.15.29では、エージェントエグゼキューター (AgentExecutor) が実験的段階を終え、サードパーティ製エージェントのサポートも追加された。これにより、システムは複雑なタスク処理能力を向上させている。
CrewAIのドキュメントサイトdocs.crewai.comが2026年10月22日(現地時間)に公開した変更ログによると、最新のv1.15.29でエージェントによるコード実行機能が追加された。これにより、エージェントは「call: tool」コマンドを直接使用して統合されたアプリケーションアクションを実行できるようになった。
同バージョンでは、AgentExecutorが実験的ステータスから正式な機能へと昇格した。また、LiteLLM互換のkwargs(キーワード引数)がサポートされ、プラットフォームアプリケーション検索機能がCLI(コマンドラインインターフェース)に実装された。さらに、Azure DocumentDBベクター検索統合や、読み取り専用のノートブックテキストローダー、標準ライブラリのjsonlローダーも追加されている。
CrewAI eval(評価ツール)に関する機能強化も継続的に行われている。v1.15.29では、プロジェクト内で評価の全データを保持し、単一コマンドでクルー自身を実行して評価結果を出すことが可能になった。過去のバージョン(v1.15.28、v1.15.27、v1.15.24)においても、モデルが停止した場所を報告するコマンドや、実行ごとのコスト・時間追跡、モデルと役割を交換するllm_overlay機能などが実装されてきた。
その他、v1.15.23ではネイティブのGemini 3.8 Flashのサポートが追加され、v1.15.22ではOpenRouterが対応する埋め込みプロバイダーとして追加された。OpenCLIPプロバイダーのデバイスオプションにXPUが追加され、deepinfraがOpenAI互換のプロバイダーとして機能するようになったことも報告されている。Oracle Integrationsや、LiteLLMカタログを用いたコンテキストウィンドウの利用など、様々なコンポーネントの連携と機能拡張が進められている。
参考: docs.crewai.com — 2026年10月23日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Promote AgentExecutor out of experimental status."