xAIは2026年8月13日(現地時間)、AIチームメイト「Grok Bot」と、その基盤となる大規模言語モデル(LLM)「Grok 4.6」を初期ベータ版として発表した。Grok Botはユーザーのツールにサインインし、作業を完了させるAIとして設計されており、Grok 4.6はこのシステムを駆動する新しいモデルとして、効率性においてトップクラスの性能を持つとされている。
Grok BotはAIチームメイトとして、ユーザーのツールにログインし、それらを使用して完成した作業を返却するよう設計されている。この機能はxAIの最新モデルであるGrok 4.6によって提供される。
Grok 4.6はGrok 4.5を基盤とする1.5Tモデルである。特に長期間実行されるエージェントや、より高度なインタラクティブおよびビジュアル作業に焦点を当てて開発された。トレーニングは、推論と高度な技術概念のためのモデル生成データ、高品質なエンジニアリングデータ、改善されたオプティマイザとトレーニングレシピを用いた長期間の追加トレーニングランを含む。また、Grok 4.5を使用して推論、エージェントハーネス、STEM、ソフトウェアエンジニアリング、知識労働などの領域にわたるSFT(Supervised Fine-Tuning)軌跡を再生成し、問題のあるトレースをモデルベースのチェックで除外したという。Grok 4.6は、知識労働、一般的なコーディング、カーネル最適化、ウェブ開発、コンピュータ支援設計などのドメイン固有の環境を含む広範なエージェントRL(Reinforcement Learning)タスクでトレーニングされている。
独立評価機関であるアーティフィシャル・アナリシス (Artificial Analysis) の分析によると、Grok 4.6はエージェント型知識労働ベンチマークであるAA-Briefcaseで大幅な進歩を見せた。同モデルはIntelligence Indexで61と評価され、GPT-5.6 Sol Maxとほぼ同レベルであり、Claude Opus/Fableに次ぐ位置にある。特にTerminal-Bench v2.1で88.4%、1753 GDPval-AA v2 Eloと、エージェント性能は高く、他の主要モデルと比較して大幅に低コストで提供される。xAIは、Grok 4.6の価格設定が$2/$6 per 1M input/output tokensであり、フロンティアモデルの中で競争力のある価格性能比を提供すると強調している。
Elonは、Grok 4.7も既に開発中であり、初期トレーニングが完了し、SpaceXの社内データを使用した追加トレーニングが計画されていると述べた。
参考: Latent Space (アーカイブ) — 2026年8月13日 10:53 (JST)