Metaは4月29日(現地時間)、初の開発者イベント「ラマコン (LlamaCon)」において、開発者向けプラットフォーム「ラマAPI (Llama API)」の限定無料プレビューを開始しました。ラマAPIは、クローズドモデルのAPIの利点とオープンソースの柔軟性を融合し、Llama 4 ScoutやLlama 4 Maverickなどのモデルをサポートします。同社はまた、セレブラス (Cerebras) とグロック (Groq) との協業によりLlama 4モデルの高速推論を可能にし、ラマスタック (Llama Stack) の新たな統合や「Llama Guard 4」を含むセキュリティツール群も発表しました。第2回Llama Impact Grantsの受賞者10社も公開されています。
ラマAPIは、ワンクリックでのAPIキー作成とインタラクティブなプレイグラウンドを提供し、PythonおよびTypescript向けの軽量SDKを同梱します。既存のアプリケーションとの互換性を確保するため、OpenAI SDKにも対応しています。Metaは、ユーザーのプロンプトやモデル応答をAIモデルのトレーニングに利用しない方針を示しており、ラマAPIで構築されたモデルはユーザーが自由にホストできるとしています。Llama 3.3 8Bモデルのファインチューニングおよび評価ツールもAPIを通じて提供されます。
高速推論に関しては、セレブラス (Cerebras) およびグロック (Groq) との協業により、ラマAPI経由でLlama 4モデルの実験的な高速推論アクセスをリクエストベースで提供します。これにより、開発者は初期段階で迅速にユースケースを試行できます。ラマスタック (Llama Stack) の統合も拡大され、エヌビディア ネモ マイクロサービス (NVIDIA NeMo microservices) との統合が発表されたほか、IBM、Red Hat、Dell Technologiesなどのパートナーとの協業が進められています。
オープンソースコミュニティ向けの新たなセキュリティツールとして、「Llama Guard 4」、「Llama Firewall」、Llama Prompt Guard 2がリリースされました。「CyberSecEval 4」はセキュリティ運用におけるシステム評価を支援し、選定されたパートナー向けにはLlama Defenders Programが提供されます。また、Llamaを活用した革新的な取り組みを支援するLlama Impact Grantsでは、10の国際的な受賞者に総額150万ドル以上の助成金が授与されました。一部の受賞者として、米国を拠点とするE.E.R.S.や、英国を拠点とするDoses AIなどが挙げられます。
参考: ai.meta.com — 2026年8月11日 09:00 (JST)