NVIDIAは2026年8月11日(現地時間)、オープンソースのエコシステムにおけるローカルAIとインテリジェントエージェントの推進を強化すると発表した。これには、Metaが同日リリースした「Muse Glimmer」モデルのNVIDIA製GPUでの加速、DGX Sparkシステムの機能拡張、そして新たな「Nemotron 3.5 Lightning」モデルの導入が含まれる。同社は関連するソフトウェアと開発ツールも提供を開始した。
NVIDIAは、Metaが同日にリリースした300億パラメータのオープンウェイトモデル「Muse Glimmer」が、NVIDIA GeForce RTX PCs、NVIDIA DGX Spark、DGX Station、およびNVIDIA Jetson向けに最適化されていることを明らかにした。Muse Glimmerはコード生成とローカルエージェントAIに特化しており、NVIDIA RTX 5090上では毎秒200トークン以上の処理速度を提供する。これにより、単一システム上で複雑な多段階タスクをローカルで処理する常時稼働のエージェントが可能となる。
またNVIDIAは、DGX Sparkシステム向けにNVIDIA Sync Cluster Assistantのアップデートを発表した。この機能により、複数のDGX Sparkシステムをクラスター化して連携させることが容易になり、GLM 5.2やDeepSeek V4 Flashといった大規模オープンモデルの実行に必要なメモリ容量、推論性能、トレーニングスループットを提供する。加えて、DGX SparkにはGoogle ChromeのネイティブARM64 Linuxビルドが追加され、NVIDIA Sync Resource Monitorも導入される。これは個別のDGX Sparkやクラスター全体のCPUとGPUの使用状況をリアルタイムで監視する機能である。
NVIDIAは「Nemotron 3」モデルファミリーを拡張し、Nemotron 3.5 Lightningを発表した。これはカスタマイズ可能なオープンな300億パラメータのmixture-of-experts (MoE) モデルで、常時稼働のエージェント向けに設計されている。Nemotron 3.5 Lightningは同クラスのオープンモデルと比較して、最大4倍速いトークン生成と30%速いタスク完了時間を実現する。このモデルはNVIDIA RTX PCs、NVIDIA DGX Spark、OEM GB10 systems、NVIDIA Jetsonでローカルに実行可能であり、RTX PRO workstationsやNVIDIA DGX Stationなどのシステムにスケールアップできる。
参考: NVIDIA Blog (AI) (アーカイブ) — 2026年8月11日 22:00 (JST)
原文ハイライト"NVIDIA Introduces Nemotron 3.5 Lightning for Fast, Specialized Agentic Tasks"