Thinking Machinesは7月15日(現地時間)、新たなオープンウェイトモデル「インクリング (Inkling)」をリリースした。同モデルは「アーティフィシャル・アナリシス・インテリジェンス・インデックス (Artificial Analysis Intelligence Index)」で41点を獲得し、米国のオープンウェイトモデルとして首位に立った。これは以前の首位モデル「Nemotron 3 Ultra」の38点を上回る評価だ。総パラメータ数975Bでテキスト、画像、音声のマルチモーダル入力をサポートし、その高い性能と効率性が注目される。

インクリングは総パラメータ数975B(アクティブパラメータ41B)で、テキスト、画像、音声のマルチモーダル入力をサポートする。Thinking Machinesの「ティンカー (Tinker)」プラットフォームAPI(コンテキストウィンドウ256Kトークン)を通じて利用可能であり、ウェイトはHuggingFaceで公開され、1Mトークンのコンテキストウィンドウをサポートする。

アーティフィシャル・アナリシス・インテリジェンス・インデックスでの評価では、インクリングの41点はNemotron 3 Ultraの38点、Gemma 4 31Bの29点、gpt-oss-120bの24点をそれぞれ上回った。特にエージェント性能において優位性を示し、「GDPval-AA v2」ではElo 1238点を記録。これはKimi K2.6の1190点、DeepSeek v4 Flash maxの1189点を超過する。また、「𝜏³-Banking」では24%のスコアで、Kimi K2.6の21%やDeepSeek v4 Flashの23%を上回る結果となった。

トークン効率においても、アーティフィシャル・アナリシス・インテリジェンス・インデックスのタスクあたり平均25K出力トークンであり、GLM-5.2 (max)の43K、Kimi K2.6の38K、DeepSeek v4 Pro (max)の37Kと比較して高い効率性を示す。マルチモーダル入力は、画像および動画が階層パッチエンコーダ、音声がディスクリートトークンエンコーディングを介して処理され、全てのモダリティが共有の隠れ空間に投影されデコーダによって共同で処理される。

「ティンカー」での価格は、1Mトークン(64Kコンテキストウィンドウ)あたり入力が$1.87、キャッシュが$0.374、出力が$4.68となる。また、1Mトークン(256Kコンテキストウィンドウ)では、入力が$3.74、キャッシュが$0.748、出力が$9.36と設定されている。インクリングは「AA-Omniscience」で+2点を獲得し、一部の主要なオープンウェイトモデルには及ばないものの、Nemotron 3 Ultraの-1点など、他の米国のオープンウェイトモデルを上回った。Accuracyは40%、Hallucination Rateは63%と報告されている。


参考: artificialanalysis.ai (アーカイブ) — 2026年7月15日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Thinking Machines Has Released Inkling, the New Leading U.S. Open Weights Model"

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