Netris (ネットリス) は2026年6月25日(現地時間)、Andreessen Horowitz (アンドリーセン・ホロウィッツ) からシリーズAラウンドで1500万ドルを調達したことを発表した。同社はGPUクラスタ向けのネットワーク自動化ソフトウェアとプラットフォームを提供し、AI推論およびトレーニングサービスを展開する新しいデータセンター事業者を支援する。a16zのパートナーであるGuido Appenzeller (グイド・アペンツェラー) 氏はNetrisの取締役に就任する。

Netrisは、データセンター事業者がAI推論およびトレーニングサービスを迅速に立ち上げるためのソフトウェアを提供している。このソフトウェアはネットワークスイッチ上で動作し、またスイッチに接続するプラットフォームも提供することで、セットアップ、構成、運用の自動化を通じて運用開始までの時間を短縮する。同社のプラットフォームはネットワークの抽象化も提供し、ハードウェア構成の変更を可能にするとともに、ハードウェア層でサーバーとリソースを分離することで、neocloudが複数の顧客にサービスを提供できるマルチテナンシーを実現する。

CEOのAlex Saroyan (アレックス・サロヤン) 氏は、Equinix (エクイニクス)、NTT、Digital Realty (デジタル・リアリティ)、Oracle、Microsoft、AWS、Googleといった大規模インフラ事業者がネットワーク設定やマルチテナンシーの問題を解決しているのに対し、リソースの少ない小規模neocloud事業者が同様の課題を抱えている点を指摘した。Saroyan氏は、従来のソフトウェア定義ネットワーク (SDN) ではAIにおける膨大なトラフィック量に対応しきれないため、完全にハードウェアアクセラレーションされたソリューションの必要性を強調した。Netrisのプラットフォームはベンダーに依存せず、Nvidia (エヌビディア) とAMD (エーエムディー) のサーバー両方に対応しているという。

Netrisの技術はNvidiaにも評価され、同社は2年前にNetrisを複数の顧客に推奨した。現在、NetrisはLightning AI、Foxconn (フォックスコン)、Hewlett Packard Enterprise (ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)、TensorWave、Telusなど、世界中の35以上のGPUクラスタで稼働しており、合計で約100万個のGPUをサポートしている。今回の資金調達により、Netrisはエンジニアおよび営業スタッフの増員、より多くのハードウェアベンダーへの対応、アルゴリズムの機能強化を進める方針。Saroyan氏は、同社のアルゴリズムはAI以前から開発されており、AIは設定変更のような決定論的なタスクには適さないとの見方を示している。


参考: techcrunch.com (アーカイブ) — 2026年6月25日 23:55 (JST)

原文ハイライト

"Netris has now raised $15 million in a Series A round from Andreessen Horowitz"

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