Vercel(ヴァーセル)は8月7日(現地時間)、AIアプリケーション開発支援ツールHermes Agent(ヘルメスエージェント)向けにVercel AI Gateway(ヴァーセルエーアイゲートウェイ)とVercel Sandbox(ヴァーセルサンドボックス)の提供を開始したと発表しました。これにより、Hermes AgentはVercel AI Gatewayを通じて200種類以上のAIモデルにトークン追加料金なしでアクセス可能となり、エージェントコマンドはVercel Sandboxの分離されたマイクロVM内で安全かつ効率的に実行されます。開発者は、セキュリティと管理性を向上させながら、多様なAIモデルを活用した開発体験を享受できます。
Hermes Agent(ヘルメスエージェント)は、AIモデルとのインタラクションを通じて開発者がタスクを自動化し、ワークフローを効率化するためのツールです。今回のVercel(ヴァーセル)との統合により、Hermes AgentはVercel AI Gateway(ヴァーセルエーアイゲートウェイ)を推論レイヤーとして活用し、200以上の異なるAIモデルにトークン追加料金なしでアクセスできるようになります。これにより、開発者は特定のモデルに縛られることなく、プロジェクトの要件に応じた最適なAIモデルを柔軟に選択し、その能力をエージェントベースのアプリケーションに組み込むことが可能となります。
エージェントコマンドの実行環境としては、Vercel Sandbox(ヴァーセルサンドボックス)が提供されます。Vercel Sandboxは、分離されたマイクロVM内でコードを実行することで、セキュリティリスクを軽減し、開発環境の安定性を高めます。従来ローカルマシンで実行されていたエージェントコマンドは、/vercel/sandboxをワークスペースルートとするクラウドマイクロVMで実行されるため、ローカル環境への依存を排除し、一貫性のある実行環境を提供します。対応ランタイムはnode24(デフォルト)、node22、python3.13です。
Vercel AI Gatewayは、すべてのAIリクエストと利用状況を一元的に監視できるダッシュボードを提供します。これにより、開発者はモデルの利用状況やパフォーマンスを容易に把握し、コスト管理や最適化に役立てることができます。モデルの可用性や価格もAI Gatewayからリアルタイムで取得されるため、常に最新の情報に基づいた運用が可能です。
Hermes Agentでこの新機能を利用するには、まずHermesをインストールし、セットアップウィザードでVercel AI Gatewayを選択します。既にHermesを導入済みの場合は、hermes updateコマンドで更新後、hermes setup modelでVercel AI Gatewayを、hermes setup terminalでVercel Sandboxを選択することで、これらの機能を有効にできます。開発環境ではVERCEL_OIDC_TOKENを利用し、vercel linkとvercel env pullで開発トークンを取得する手順が推奨されています。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月8日 04:00 (JST)
原文ハイライト"Vercel AI Gateway and Vercel Sandbox now available on Hermes Agent"