Inertiaは2026年9月18日(現地時間)、共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のジェフ・ローソン (Jeff Lawson) 氏が、核融合エネルギーを電力網に供給する新たな挑戦について、10月13日から15日にサンフランシスコで開催されるTechCrunch Disrupt 2026に登壇すると発表した。ローソン氏はTwilioの創業者としてソフトウェア分野で成功を収めた後、Inertiaでレーザー、製造、大規模な工学上のマイルストーンを伴うディープテック企業の運営に挑む。同氏はSmart Systems Stageでのセッションで、ソフトウェア事業から核融合事業への転換について語る予定である。
Inertiaは今年2月、Bessemer Venture Partnersが主導し、GVおよび他の投資家が参加する形で、4億5000万ドルのシリーズA資金調達を実施したと発表した。この資金は、強力なレーザーシステムの開発と核融合燃料ターゲットの大量生産を支援するものであり、同社が研究室の科学をグリッド規模のエネルギーに転換する計画における主要なステップとなる。
物理的な事業展開も進められており、Inertiaは7月にカリフォルニア州リバモア (Livermore) に5万平方フィートの本社を開設した。この施設には、燃料ターゲット製造プロセスとレーザー技術を開発するための設備が備えられている。また同社は、Apple、Corning、Waymoといった企業からリーダーを招集し、製造およびサプライチェーン能力の構築を支援すると公表している。
ローソン氏はTwilioの共同創業者であることに加え、Amazon Web Servicesの初期のプロダクトリーダー、StubHubの創業最高技術責任者(CTO)を務めるなど、複数のテクノロジー企業で成功を収めてきた。TechCrunch Disrupt 2026では、その経験がInertiaの人材戦略、プロジェクトタイムライン、資金調達、そして困難なエンジニアリング課題への取り組み方にどのように影響するかを掘り下げる。ソフトウェアで培われた手法が核融合エネルギー分野にそのまま適用されるわけではないという観点から、議論が行われる予定である。専門知識が自身の範囲を超える場合のチーム編成や、野心的な目標を推進しつつ信頼性のあるマイルストーンを設定する方法などが、セッションの中心となる。
参考: TechCrunch Funding (アーカイブ) — 2026年9月18日 23:30 (JST)
原文ハイライト"bringing fusion power to the grid as co-founder and CEO of Inertia."