セレブラス (Cerebras) は2026年8月13日(現地時間)、OpenAI APIの新しいサービスティアとして「Ultrafast mode」を発表した。GPT-5.6 Sol向けに提供されるこのモードは、最大750出力トークン/秒の推論速度を実現し、Standard処理と比較して最大14倍高速だという。提供はOpenAIの顧客への限定プレビューから開始される。
セレブラスは、Ultrafast modeがGPT-5.6 Sol Standardと同等のインテリジェンスを提供しながら、高速化を実現したと述べている。
セレブラスのアンドリュー・フェルドマン (Andrew Feldman) CEO兼共同創業者はUltrafast上のGPT-5.6 Solは、速度とインテリジェンスが両立しないものではないという証明であるとコメントしている。また、OpenAIのVP Compute Strategy & GPT-Infraであるサチン・カティ (Sachin Katti) 氏はセレブラスの推論技術とGPT-5.6 Solを組み合わせることで、顧客が当社の最も高性能なモデルのインテリジェンスを著しく低いレイテンシで利用できる可能性を探ると述べた。
外部ベンチマークでは、Anthropic のClaude Opus 4.8 (Fast mode) と比較して5倍、Claude Fable 5と比較して11倍の速度向上を示した。Humanity’s Last Examベンチマークでは、GPT-5.6 Sol Ultrafastが2,500問の質問セットに11時間強で回答し、Claude Fable 5が3日以上を要したのに対し、同等の精度を約7倍速く達成した。「GDP-Val」ベンチマークでは、法務文書や金融モデルなどの知識労働タスクにおいて、Ultrafastがエンドツーエンドで5.6倍の速度向上を品質の低下なしで実現した。
この速度向上は、セレブラスのWafer-Scale Engine (ウェーハースケールエンジン) アーキテクチャによるもの。このアーキテクチャは、モデルの重みをチップ上に保持し、各ウェーハサイズチップに44 GBのSRAMを搭載する。これにより、GPUベースの推論で発生するオンチップメモリとオフチップストレージ間のデータ転送ボトルネックが解消され、フロンティアモデルの推論速度を制約する要因が取り除かれる。
参考: globenewswire.com (アーカイブ) — 2026年8月14日 02:00 (JST)
原文ハイライト"GPT-5.6 Sol on Ultrafast is proof that speed and intelligence are no longer mutually exclusive"