OpenAIは2026年8月10日(現地時間)、生成モデルGPT-5.6 Solを最大14倍高速に実行する新サービスティア「Ultrafast」を発表した。同モードはOpenAI APIを通じて先行提供され、Cerebrasの技術を活用して毎秒最大750出力トークンの生成が可能となる。
Ultrafastモードは、モデルの知能を維持したまま処理速度を大幅に向上させ、リアルタイム性が求められる多様な業務への適用を目指している。具体的には、システム障害発生時のインシデント対応、金融市場の分析、顧客サポートにおけるリアルタイムの課題解決、Eコマースでの顧客対応、研究開発におけるインタラクティブな実験セッションなどがユースケースとして挙げられている。
OpenAIは現在、初期顧客グループと連携してUltrafastモードの有効性を検証している。金融調査企業のジェーン・ストリート (Jane Street) は速度向上により開発者の生産性が向上したと評価し、顧客対応企業のポディウム (Podium) は複雑な音声対話の体験が変化したと報告した。ベーシス (Basis) は知能と速度の組み合わせにより同期的なユーザー体験が可能になったとし、ロゴ (Rogo) は複雑な金融調査がリアルタイムで実施可能になったと述べている。OpenAI社内でもインシデント対応や研究ワークフローにUltrafastモードを導入し、検証を進めている。
GPT-5.6 SolのUltrafastモードは現在、一部の顧客を対象とした限定プレビューとして提供されている。今後、キャパシティの拡大に合わせて利用アクセスも順次拡大される予定である。
参考: OpenAI Blog — 2026年8月11日 10:00 (JST)
原文ハイライト"A new speed class for frontier intelligence, turning speed into a competitive advantage."