ディープシーク(DeepSeek)は2026年8月11日(現地時間)、トークン利用量においてGoogleを上回り、Vercel Blog(ヴァーセルブログ)が公開した「AI Gateway Production Index — August 2026」で、大手ラボの中で2番目に大きいプロバイダーとなったことが明らかになりました。7月にはトークン単価が13.6%下落し、大幅なコスト削減が進んでいます。Anthropicはゲートウェイ支出の65.1%を占め、同社のトークン平均価格は他ラボの4.4倍に達しました。
AI Gatewayの7月のデータに基づくと、ディープシークはGoogleのトークン利用量の2倍以上を処理しました。4月にはGoogleがゲートウェイ総トークン利用量の約40%を占め、ディープシークは1%未満でしたが、7月にはディープシークが総量の4分の1を占め、Googleの11%を大きく上回っています。特にディープシークの最も安価なモデルであるDeepSeek V4 Flash(ディープシーク V4 フラッシュ)は、単独でGoogle全体のトークン利用量よりも多くのトークンを処理しました。
7月にはトークン単価が13.6%下落しました。この期間中、トークン消費量は59%増加し、関連支出も37%増加したにもかかわらず、単価は2桁の減少を記録しています。これは、企業が安価なモデルへのルーティングを増やしたことが主な要因と見られます。OpenAIのトークン平均コストも6月レベルの58%まで下落し、同社が追加した利用量の85%がGPT-5 familyの最安価モデルに流れました。
Anthropicは、計測開始以来毎月ゲートウェイ支出の60%以上を維持しており、7月は全支出の65.1%を占めました。これは、総トークン利用量の30%に相当します。アンソロピックのトークンの平均価格は、他ラボの平均価格の4.4倍に上昇しました。7月1日に提供を再開したClaude Fable 5(クロード フェイブル 5)も支出を伸ばしています。
オープンウェイトモデルは、4月から6月にかけてゲートウェイのトークン利用量シェアを11%から29%へとほぼ3倍に増やし、7月には36%に達しました。同時に、支出シェアも4月から6月の4%未満から、7月には9%近くまで2倍以上に増加し、過去最高を記録しました。このオープンウェイトモデルの支出増は、Z.ai(ジーエーアイ)のGLM 5.2(ジーエルエム 5.2)とMoonshot(ムーンショット)のKimi K3(キミ K3)といった最新モデルによって牽引されています。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月11日 13:00 (JST)