Anthropicは2026年7月25日(現地時間)、対話型AI「Claude」の利用制限を拡大したと発表した。これは、SpaceXとの計算能力に関する新たなパートナーシップ合意によるもので、SpaceXのデータセンター「Colossus 1」の計算能力をすべて使用する契約を締結した。同社はこれにより、300メガワット(NVIDIA GPU 22万枚以上)の計算能力を月内に確保する。
この利用制限拡大は、Claude CodeのPro、Max、Team、およびシートベースのEnterpriseプランにおいて、5時間ごとのレート制限が2倍になることを含む。また、ProおよびMaxアカウントのClaude Codeにおけるピーク時間制限が撤廃された。Claude OpusモデルのAPIレート制限も大幅に引き上げられている。
SpaceXとの合意は、Claude ProおよびClaude Maxの加入者に対するサービス能力を直接向上させる。Anthropicは、これに加えて複数の計算能力に関する合意を進めている。これには、Amazonとの最大5ギガワット(GW)の合意(2026年末までに約1GWが追加)、GoogleおよびBroadcomとの5GWの合意(2027年稼働開始)、MicrosoftおよびNVIDIAとの300億ドル規模のAzure容量を含む戦略的パートナーシップ、Fluidstackとの500億ドルの米国AIインフラ投資が含まれる。
同社はAWS Trainium、Google TPUs、NVIDIA GPUといった多様なAIハードウェア上でClaudeを稼働させている。SpaceXとの合意の一環として、軌道上AI計算能力の開発協力についても意欲を示している。国際展開も進めており、特に金融サービス、ヘルスケア、政府機関といった規制産業の企業顧客向けに、地域別のインフラを拡充する方針である。これには、Amazonとの協業によるアジアとヨーロッパでの追加推論能力が含まれる。データセンターが引き起こす米国の消費者向け電力料金上昇をカバーする取り組みも行っており、これを新たな管轄区域へ拡張する方法を模索している。
参考: anthropic.com (アーカイブ) — 2026年7月26日 09:00 (JST)
原文ハイライト"We’ve signed an agreement with SpaceX to use all of the compute capacity"