The Boring Co.は2026年9月11日(現地時間)、シリーズDラウンドで30億ドルを確保し、米スタートアップの資金調達ランキングでトップとなった。AIコーディングスタートアップのCognitionが20億ドル、フリート管理ソフトウェアプロバイダーのMotiveが13億ドル、再利用可能ロケット開発のStoke Spaceが10億ドルと続き、計4社がそれぞれ10億ドルを超える大型調達を成功させ、米国のスタートアップ資金市場の活況を示した。

イーロン・マスク氏率いるThe Boring Co.は、アラブ首長国連邦(United Arab Emirates)が主導し、Andreessen Horowitz、Sequoia Capital、Valor Equity Partnersなどが参加したシリーズDラウンドで30億ドルを調達した。同社は交通量削減を目指す地下トンネル網を開発しており、すでにラスベガス(Las Vegas)でVegas Loopシステムを運用している。この調達により、The Boring Co.の評価額は230億ドルとなり、総資金調達額は約39億ドルに達した。

サンフランシスコ(San Francisco)を拠点とするCognitionは、Accel、Andreessen Horowitz、Avenir、Founders Fund、General Catalystが主導するシリーズEラウンドで20億ドルを調達した。同社は自律型ソフトウェアエンジニアリングエージェント「Devin」で知られ、今回のラウンドで480億ドルの評価を受け、累計調達額は約39億ドルとなった。

同じくサンフランシスコに拠点を置くMotiveは、General Catalystが主導するプライベートエクイティ資金調達で13億ドルを獲得した。以前はKeepTruckinとして知られていた同社は、トラック輸送、建設などの物理経済事業向けに、フリート管理、ドライバー安全監視、業務および支出の自動化を行うAI駆動型プラットフォームを提供している。Motiveの総資金調達額は20億ドルを超えた。

ケント(Kent)、ワシントン州(Washington)を拠点とするStoke Spaceは、Point72 VenturesとSpark Capitalが共同主導し、Y Combinatorなどが参加したシリーズEラウンドで10億ドルを調達した。同社はNovaを含む完全再利用可能なロケットを開発し、衛星などのペイロードを軌道に輸送するコストの削減を目指している。このラウンドにより、Stokeの評価額は100億ドルとなり、総資金調達額は約24億ドルに達した。

その他の大規模な資金調達として、太陽光発電メーカーのSunivaが8億3500万ドル、防衛技術企業のMach Industriesが6億ドル、法務AI分野のHarveyが5億5000万ドルをそれぞれ調達した。半導体分野のFab2とAIインフラ企業のPositronはそれぞれ5億ドル、AIネットワーキングインフラのCelero Communicationsとバイオテクノロジー企業のEncoded Therapeuticsはそれぞれ2億7500万ドルを確保した。


参考: Crunchbase News (アーカイブ) — 2026年9月12日 03:00 (JST)

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