Vercelは2026年9月10日(現地時間)、ブログを通じて、パブリックリレーションズ (PR) 支援サービス「Featured」の事例を公開した。FeaturedはVercel Computeを活用し、少人数のエンジニアチームで月間10万件以上のメディアピッチを処理している。AI SDK、AI Gateway、Workflow SDKを導入し、インフラ管理の効率化と機能強化を実現した。

Featuredは、専門家やPRチームがメディア掲載機会を見つけるための「コパイロット」サービスを提供する。創業者のブレット・ファーミロー (Brett Farmiloe) 氏は、プレス掲載の難しさから、アクセス権ではなく知識を持つ人が注目されるPRへの転換を目指し、Featuredを立ち上げた。同社のエージェントはユーザーとジャーナリストまたは出版社を6秒に1回のペースで接続し、過去1年間で100 million (1億通) のHelp A Reporter Out (HARO)メールを送信した。

Featuredは、3人のエンジニアチームで3つのブランドと10万を超えるユーザーをサポートしている。Vercelへの移行前はAWS Elastic Beanstalk上でホスティングされ、AI機能はカスタム統合、長時間ジョブは別のオーケストレーションインフラに依存し、運用負荷が高かった。Vercelへの移行により、374のSanityサイトの一斉展開が単一クリックで可能になり、インフラ管理の負担が軽減された。

同社はAI SDKとAI Gatewayを活用し、17種類のモデルにわたるトラフィックを単一の抽象化層で管理。これにより、カスタムレートリミットやAPI統合の管理が不要となった。また、長時間実行されるバックエンドジョブはWorkflow SDKに移行。メディア監視、機会の特定、シグナルの統合といったタスクを効率的に実行し、月間10万件以上のピッチ配信を可能にしている。ユーザーインターフェースはチャットが中心となり、Vercelのオープンソースエージェントフレームワーク「eve」のEveAgent hookを活用して迅速に実装された。Featuredは今後、PR分野のAIレイヤーとなることを目指している。


参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年9月11日 13:00 (JST)

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