アプトロニク (Apptronik) は2026年7月1日(現地時間)、更新された人型ロボット「Apollo 2」を発表し、同時にテキサス州オースティン (Austin, Texas) に新たな旗艦データ収集・訓練施設「Robot Park」を開設した。Apollo 2は二足歩行型と車輪型で提供され、大規模な実世界データ収集を通じてGoogle DeepMindの研究パートナーシップに基づき、Gemini Roboticsの基礎モデル開発を推進する。
アプトロニクはApollo 2を、人間に向けた空間での移動に適した二足歩行型と、高スループット環境での安定性と効率を重視した車輪型で展開する。同社はこのロボットを、幅広いタスクや環境から多様なデータを収集し、実世界での作業を学習するために設計したと説明している。Apollo 2が収集するデータは、Google DeepMindのロボティクス向け基礎モデルであるGemini Roboticsの発展に貢献する。
新たに拡張された約90,000平方フィート (8,361.2平方メートル) のオースティン施設は、顧客やパートナー拠点に広がるApptronik Robot Parkネットワークの一部となる。アプトロニクは、この施設とApollo 2、そしてGoogle DeepMindとの研究パートナーシップが、人型ロボットの知能を迅速に開発・展開するための統合システムを形成すると述べている。
アプトロニクの共同創業者兼CEOであるジェフ・カーデナス (Jeff Cardenas) 氏は、私たちはGoogle DeepMind Roboticsチームとの間で、ロボットが働き、データを収集し、あらゆるサイクルで改善される連続学習ループを構築していると述べた。Robot Parkはこのデータ収集の「燃料」であり、Apollo 2がそれを可能にする「機械」であるとしている。
Apolloは、NASAのValkyrieを含む約10年間の開発と15体の先行ロボットに基づいている。同社はテキサス大学オースティン校 (University of Texas at Austin) の人間中心ロボット研究室から発足し、約300人の従業員を擁する。本年初めには5億2000万ドルを調達し、総調達額は約10億ドルに達した。
Apollo 2はモジュラー設計のAI搭載人型ロボットであり、多様な運用環境でデータ収集を最適化するために、二足歩行型と車輪型が提供される。車輪型は既存の産業用移動ロボットの安全基準に適合するよう設計されており、二足歩行型は複雑な環境での適応性を最大化する。同社は、Apollo 2プラットフォームを通じて得られた知見が、商用製品であるApollo 3の開発に直接つながると主張している。
Robot Parkでは、ロジスティクス、製造、小売など、顧客主導の幅広いユースケースでApollo 2システムが学習を行う。アプトロニクは、Google DeepMindや、メルセデス・ベンツ (Mercedes-Benz)、高テクノロジー・高量ロジスティクスのグローバルリーダーであるGXOといった顧客・パートナーを含むRobot Parkのネットワーク全体で、同様のデータ収集ワークフローを展開している。テレオペレーションと自律実行の組み合わせにより、Apollo 2は継続的に大量の高品質な訓練データを生成し、これをGemini Robotics AIモデルの訓練と改善に利用している。
参考: therobotreport.com — 2026年7月1日 21:30 (JST)
原文ハイライト"For truly useful humanoid robots, safety and reliability have to advance alongside capability"