SpaceXは2026年6月16日(現地時間)、人気のAIコーディングツールCursorを提供するスタートアップを600億ドルで買収する計画を正式化した。全株式によるこの買収は、近年最大規模のベンチャー支援スタートアップ買収であり、2026年では現時点で最大のM&A案件となる。

この買収は、Cursorの投資家にとって大きなリターンとなる。Cursorの親会社Anysphereは、設立からわずか4年でAndreessen Horowitz、Thrive Capital、Accel、Coatueを含む投資家から合計34億ドルを調達した。Crunchbaseによると、Anysphereは昨年11月に約300億ドルの評価を受けていた。Cursorは同時期に年間収益10億ドルを達成したと発表している。

SpaceXは先週のIPOで750億ドルを調達したばかりであり、今回の買収によってエンタープライズソフトウェア開発市場への足がかりを得ることになる。AI支援コーディングはこの市場で普及しており、大手企業が人間エンジニアへの依存度を大幅に削減する動きにつながっている。ホーソーン (Hawthorne)、カリフォルニア (California) を拠点とするSpaceXは近年、宇宙探査の枠を超えて事業を拡大しており、ソーシャルメディアプラットフォームのX (旧Twitter) やAI企業のxAIを買収し、イーロン・マスク (Elon Musk) 氏の多様な事業の傘下企業としての様相を呈している。買収発表後、SpaceXの株価は火曜日に約16%上昇した。

Crunchbaseのデータによると、2026年はベンチャー支援スタートアップのM&A活動が活発だ。6月16日までに、少なくとも1,177件のM&Aが発表され、総額は1827億ドルに達している。これは前年同期の1,132件、総額1067億ドルと比較して増加している。


参考: Crunchbase News — 2026年6月17日 02:20 (JST)

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