Interconnectsは11月4日(現地時間)、オープンモデルエコノミーの現状と将来に焦点を当てた初の詳細な調査ノートを有料購読者向けに公開した。「Interconnects Dashboard」で集約されたオープンモデルの採用・パフォーマンスデータに基づき、市場の成長を測定し、OpenAIやAnthropicのような大手企業との比較も試みている。同調査は、現状の市場規模測定における不正確さを指摘しつつ、オープンモデル推論スタートアップの活動を主要な指標として分析している。

Interconnectsを運営するネイサン・ランバート氏は、オープンモデルの採用とパフォーマンスに関するウェブ上の最適なデータを集約したInterconnects Dashboardを無料で提供している。しかし、ランバート氏は、オープンモデルの採用に関する現在の測定は、プラットフォームのノイズの多いメトリクス、スタートアップからのマーケティング関連メトリクス、および不完全な公開評価により、極めて不正確であると指摘している。

オープンモデル推論市場の規模を測る主要な方法として、Baseten(ベーステン)、Fireworks(ファイヤーワークス)、Together AI(トゥギャザーエーアイ)といったオープンモデル推論スタートアップが主要な指標として利用されている。また、OpenRouter(オープンルーター)のAPIで報告されるオープントークンボリュームシェアも重要なデータとして活用されている。Amazon Bedrock(アマゾンベッドロック)やAzure(アジュール)のモデルガーデンといったハイパースケーラーも市場に大きな影響力を持つものの、モデルカテゴリ別の使用状況は公表されていない。

最近のカンファレンスで、Fireworksは顧客のカスタマイズモデル向けに1日あたり40テラトークン以上の処理量を提供していると発表した。同社によると、この数値は今年の夏以降に2倍以上の成長を示しており、今秋には合計で100テラトークンを優に超える見込みだ。これらの数字は、Googleが収益報告書で開示するプラットフォームおよびAPI利用のトークンボリュームと比較されている。

ランバート氏は、オープンモデルエコノミーの測定手法には限界があることも認識している。すべてのオープンモデル利用がオープンモデル推論スタートアップによって提供されているわけではない点が主な制約だ。特に大企業は、多くのオープンモデルを社内で運用しているか、専門ベンダーを通じて利用していることが多いと指摘している。このため、今回の調査はオープンモデルエコノミーの「下限」を示していると述べている。


参考: Interconnects (Nathan Lambert) — 2026年11月5日 01:35 (JST)

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