Google DeepMindは2026年10月27日(現地時間)、次世代フロンティアモデルとなる「Gemini 4 Carbon」を発表した。同モデルはサイバーセキュリティと長期タスク処理能力において最先端の性能を発揮する。既にサイバー防衛担当者への提供が始まっており、段階的に信頼できるパートナーに拡大後、開発者、企業、消費者向けに可能な限り早期に提供される予定である。
Gemini 4 Carbonは、2週間前に発表された「Gemini 4 Argon」を基盤に構築されている。Google DeepMindのシニアバイスプレジデント兼チーフAIアーキテクトであるKoray Kavukcuoglu氏は、サイバーセキュリティと長期にわたるタスク処理能力において、同社で最も強力なモデルであると述べている。
Artificial Analysis Intelligence Index v5.0では59ポイントを獲得し、首位にランクインした。特にサイバーセキュリティ防御に不可欠な機能で大幅な進展を示しており、「SEC-bench Pro」の脆弱性検出で88.2%、「ExploitGym」の悪用テストで54.8%、「CWE-bench」のパッチ適用で71.0%を達成している。また、内部ベンチマークではセキュアコード生成の成功率が2倍以上向上した。
同モデルは、長期にわたる複雑なエンジニアリング問題に対応するよう設計されており、大規模なコードベースや低レベルシステムにおけるバグの根本原因特定やパッチ適用といった、マルチステップのタスクを数日間にわたって実行できる。Web開発においても「WebDev Arena」で1768ポイントを獲得し、4位に浮上した。
安全性とセキュリティ面では、Argonと同様に多層的な防御スタックを継承し、モデルのアラインメントをさらに強化している。初期導入価格として、入力トークン100万あたり2ドル、出力トークン100万あたり10ドルで提供される。
参考: DeepMind Blog (アーカイブ) — 2026年10月28日 09:00 (JST)