Vercelは2026年8月30日(現地時間)、同社のAI Gatewayサービスにユーザーごとの支出予算設定機能を追加したと発表した。この機能により、チーム内の各ユーザーに対しドル建ての支出制限を設定することが可能となり、APIキーおよびアプリトークンを通じた利用額を管理できる。
ユーザーごとの予算設定機能は、コーディングエージェントや無人ワークロードからの支出を制御し、一人のユーザーがチーム全体の共有予算を使い切るのを防ぐことを目的としている。予算に到達した場合、AI Gatewayは新しいリクエストを拒否する。
予算はBudgetsページのUsersビューから設定可能で、Default budget (デフォルト予算)とCustom budget (カスタム予算)の2種類がある。デフォルト予算はカスタム予算を持たない全てのユーザーに適用され、カスタム予算は特定のユーザーに適用し、デフォルトを上書きする。これら予算はデフォルトで月次リセットされるが、日次、週次、またはリセットなしに変更することもできる。また、利用量が50%、75%、100%に達した際にメールで通知するアラート機能も提供される。
ユーザー予算はAPIキー、プロジェクト、またはチームの予算を代替するものではなく、リクエストは適用される全ての予算内でなければならない。いずれかの予算制限に達すると、新しいリクエストはブロックされる。APIキーはデフォルトで作成したユーザーに紐付けられるが、本番アプリケーションなどの共有ワークロードに属するキーは、API Keysページからチームに紐付けることで、作成者の予算から支出を除外できる。Bring Your Own Key (BYOK) 資格情報を使用した支出はユーザー予算にはカウントされない。CLIからの設定も可能で、最新のVercel CLIにvercel upgradeでアップグレードすることで、デフォルトまたはカスタムのユーザー予算を設定できる。チームオーナーはユーザー予算を管理し、他のメンバーにAI Gateway Budget Manager権限を付与できる。
参考: Vercel Blog — 2026年8月31日 15:00 (JST)
原文ハイライト"You can now use AI Gateway budgets to set a dollar spending limit"