Crunchbase Newsは8月28日(現地時間)、米国企業による直近1週間の大型資金調達トップ10において、AI関連スタートアップが上位を占めたと報じた。AIアシスタントを開発するインスティンクト (Instinct) がシリーズBラウンドで2億5,000万ドルを調達し、最大の資金調達を記録した。この週は全体的に取引規模が減少した中で、AI分野への投資が活発だった。
インスティンクト (Instinct) はAIアシスタントの開発とベータテストを手がけるスタートアップで、シリーズBラウンドにより2億5,000万ドルを調達した。The Wall Street Journalの報道によると、同社は25億ドルの評価額とされ、創業者であるNoah Shinn氏が言及した。このラウンドには、インデックス・ベンチャーズ (Index Ventures) とベンチマーク (Benchmark) が主要な投資家として参加した。
AI分野では、中小企業向けAIツールを提供するオーナー (Owner) が2億4,000万ドルの資金を確保し、同社の評価額は23億ドルとなった。また、ロボットと連携するAI基盤モデルの開発を進めるジェネラリスト・AI (Generalist AI) は、2億ドルを追加調達した。これは6月のシリーズBラウンドの延長投資で、8VCが主導したと報じられている。クリエイティブ向けAI製品を手がけるStability AIも、シリーズBラウンドで7,600万ドルを調達している。
AI以外の分野では、自動運転トラックを運行するガティック (Gatik) がシリーズDで2億ドルを調達。カタール・インベストメント・オーソリティ (Qatar Investment Authority) とコーク・ディスラプティブ・テクノロジーズ (Koch Disruptive Technologies) がこのラウンドを主導した。予測分析を提供するソキュア (Socure) は1億5,600万ドルの成長資金を確保し、詐欺およびコンプライアンス運用プラットフォームのフラビティ (Fravity) を買収した。データセンターの計算ワークロードとエネルギー資源を管理するソフトウェアプラットフォームのエメラルド・AI (Emerald AI) はシリーズAで1億5,000万ドルを調達した。高速有翼海上船舶を開発するリージェント・クラフト (Regent Craft) はシリーズBで1億2,000万ドルの株式資金と1億2,000万ドルの負債資金を調達した。慢性B型肝炎などの治療薬を開発するアウスパーバイオ (AusperBio) はシリーズCで1億2,000万ドルを調達し、主要治療薬の臨床試験を支援する。コーヒーチェーンのBlank Streetは7,500万ドルの資金を確保し、加えてセカンダリー市場で3,000万ドルを調達した。
Crunchbase Newsは、今回の週次調達ラウンドは、直近数週間と比較して全体的に取引規模が小幅に推移したと報じている。
参考: Crunchbase News (アーカイブ) — 2026年8月29日 02:21 (JST)