Artificial Analysisは8月28日(現地時間)、AIモデルのオープン性を評価する新たな複合指標「Artificial Analysis Openness Index」を公開しました。この指標は、モデルの可用性(Availability)と透明性(Transparency)を基準に0から100の正規化されたスケールでスコア化されます。初回評価の結果、MBZUAI Institute of Foundation Modelsの「K2 Think V2」などが89点で最高評価を得る一方、一部の著名モデルは低評価となりました。
Artificial Analysis Openness Indexは、AIモデルのユーザーや開発者向けに、モデルのオープン性に関する業界標準の理解を深めることを目的として設計されました。この評価はArtificial Analysisが独立して実施しており、モデルのウェイト、トレーニングデータ、モデルアーキテクチャといった異なるコンポーネントにおける利用可能性と透明性の度合いに基づいて評価が行われます。
可用性(Availability)の評価軸では、API経由でのモデル利用の可否、オープンウェイトによる自己ホスティングの容易さ、そして許容的なライセンスのもとでの自由な利用能力が測定されます。一方、透明性(Transparency)は、モデルの方法論やトレーニングデータがどの程度開示、共有されているか、またコミュニティがモデルのインプットを理解し、そのアプローチを複製または発展させるために許容的なライセンスで提供されているかを示します。
指標の具体的な構成要素には、モデルウェイトへのアクセス、適用されるライセンスの種類、トレーニング前後のデータへのアクセス状況、データのライセンス、方法論の開示レベル、そして方法論のライセンス(関連コードの公開を含む)が含まれます。これらの要素は、モデルの可用性に対して最大6点、モデルの透明性に対して最大12点が割り当てられ、合計スコアが0から100のスケールに正規化される仕組みです。
「Openness Index」の初回評価において、MBZUAI Institute of Foundation Modelsの「K2 Think V2」をはじめ、「K2-V2 (high)」、「K2-V2 (medium)」、「K2-V2 (low)」、そしてAllen Institute for AIのOlmo 3.1 32B Thinkを含む複数のモデルが89点の最高スコアを記録しました。これに対し、Gemini 3 Pro Preview (high)、「GPT-5.1 (high)」、GPT-5 Codex (high)といったモデルは6点と、最低スコアとなりました。
Artificial Analysisは、この指標を通じてモデルのオープン性とそのリリース日、そして同社が別途発表しているArtificial Analysis Intelligence Indexとの相関関係なども分析しているとしています。同社がMost attractive quadrant/regionとして挙げているのは、Kimi、Alibaba、DeepSeek、Motif Technologies、MiniMax、Thinking Machines、NVIDIA、Upstage、Meta、SK Telecom、LG AI Research、Mistral、Anthropic、OpenAI、Cohere、MBZUAI Institute of Foundation Models、Allen Institute for AIなどの組織や企業です。
参考: artificialanalysis.ai (アーカイブ) — 2026年8月29日 00:51 (JST)