Waymoは2026年8月24日(現地時間)、ドイツのミュンヘンで完全自動運転ライドヘイリングサービスの導入準備を開始したと発表した。同社は今後数週間以内に車両の手動運転によるテスト走行をミュンヘン市内で開始し、現地の道路ネットワークの高精細マッピングと訓練された自律走行専門家による走行テストを実施する。商業ライドヘイリングの一般公開は2027年末を目指す。

Waymo (ウェイモ) は、これまでに2000万回以上の走行を完了し、毎週数十万回の商業ライドを提供してきた実績を持つ完全自動運転技術を、自動車工学と都市モビリティの世界的な中心地であるミュンヘンに導入する。同社はミュンヘンの独特な運転条件に「Waymo Driver」を適応させるため、厳格な段階的アプローチを取る。この初期検証期間には、まず市街地の道路ネットワークの高精細マッピングと、訓練された自律走行専門家が運転席に着いた状態でのテスト走行が含まれる。

Waymo共同CEOのテケドラ・マワカナ (Tekedra Mawakana) 氏は、ミュンヘンへの参入が同社のグローバル展開における重要なマイルストーンであると述べ、地域の信頼獲得が最優先事項であるとの見方を示した。同社は地元の車両運用への投資、高度なスキルを要する雇用の創出、および住民と訪問者への安全で信頼性の高いサービス提供を目指す。

ドイツ連邦交通省 (Federal Ministry of Transport) 議会担当国務長官のクリスチャン・ハーテ (Christian Hirte) 氏は、自動運転が未来のモビリティの鍵であり、ドイツを自動運転イノベーションと製造の世界的なリーダーにすることを目指すとした。ハーテ氏は、商業ロボタクシーサービスの世界的な主要プロバイダーであるWaymoがドイツの潜在能力を認識したことは、ドイツ市場の魅力と、定期的な自動運転モビリティサービスがここで実現可能であることを示していると述べた。

バイエルン州首相府 (Bavarian State Chancellery) のフロリアン・ヘルマン博士 (Dr. Florian Herrmann) は、自動運転がモビリティの未来と自動車産業変革にとって重要な技術であるとし、バイエルン州がこの分野で先駆的な役割を果たす決意を示した。また、シューベルト&ウェッツェル盲導犬学校 (Schubert & Wetzel Guide Dog School) CEOのマイク・シューベルト (Maik Schubert) 氏は、Waymoのドイツでのサービス開始が、視覚障害者にとってより安全な移動手段の選択肢となり、独立性を高めることへの期待を寄せた。

Waymoは、3億5千万キロメートルを超える完全自動走行データに基づき、人間のドライバーと比較して、重傷を伴う衝突事故を16分の1、歩行者との衝突事故を14分の1、自転車との衝突事故を6分の1に削減している。


参考: Waymo Blog (アーカイブ) — 2026年8月25日 09:00 (JST)

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