Vercel (ヴァーセル) は2026年8月28日(現地時間)、自社ダッシュボードからAIエージェント「eve (イヴ)」を直接構築し、デプロイできる新機能の提供を開始しました。これにより、ユーザーは数回のクリックでエージェントを生成し、チャットを通じた対話を即座に始めることが可能です。本機能は、エージェントの作成からGitリポジトリでのコード管理、さらにはVercelプロジェクトとしてのデプロイまでを統合的に支援します。
Vercelダッシュボードに新たに追加された「Add New」メニューから「Agent」を選択することで、ユーザーは最初のAIエージェント「eve」を立ち上げることが可能です。このビルダー機能は、エージェントの基本構成を準備し、関連ファイルを収めるプライベートなGitリポジトリを作成します。これにより、初期設定の手間を省き、開発プロセスを迅速化します。
作成されたエージェントは、ユーザーのチームに紐づく新しいVercelプロジェクトとしてデプロイされます。提供されたコードベースはカスタマイズが容易であり、開発者は必要に応じてエージェントの振る舞いや機能を柔軟に調整できます。ビルダーインターフェースを利用することで、ユーザーはエージェントのアイデンティティや応答ロジックを定義する指示を直接記述することが可能です。例えば、エージェントが顧客サポートに特化するのか、あるいは情報検索の専門家として機能するのかといった役割を設定できます。
さらに、AI Gatewayを介して利用可能な任意の基盤モデルを選択し、エージェントの会話能力を強化することができます。対話チャネルとしては、Next.js (ネクスト・ジェイエス) を用いたウェブチャットインターフェース、または既存のSlackチャネルとの連携が提供されており、ユーザーは自身のニーズに合わせて最適なコミュニケーション環境を構築できます。加えて、Linear (リニア) やNotion (ノーション) といった多様な組み込み接続、あるいはカスタムMCP (Model-Centric Platform) サーバーを通じて、他のサービスからのツールやデータをエージェントに統合させることも実現します。
この機能により、開発者はエージェントのコード変更をGitにプッシュするだけで、Vercel上での自動的なデプロイが可能となります。本機能は、AIエージェントの開発と運用を簡素化し、より多くのユーザーが効率的にカスタムエージェントを構築し、ビジネスプロセスに組み込めるように設計されています。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月28日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Build and deploy eve agents from the Vercel dashboard"