IBMは2026年8月12日(現地時間)、OpenAIとの戦略的提携を発表した。企業がAIを基幹業務や複雑なワークフロー全体で大規模に展開し、ビジネス成果を達成することを支援する。この提携には、共同でのGo-to-marketイニシアチブが含まれ、金融サービス、政府、電気通信、小売などの業界向けに専門ソリューションを提供する。また、OpenAIのフロンティアモデルや製品をIBM Consulting Advantageに統合する。
この提携の一環として、IBMはOpenAIのGPT-5.6やCodex、ChatGPT Workといった製品を、クライアント向けコンサルティングサービス提供のためのAIプラットフォームであるIBM Consulting Advantageに組み込む。これにより、企業はAIを日常業務に統合し、財務、調達、顧客業務、人事などのワークフローを再設計することが可能になる。
IBMはまた、OpenAI Partner Networkを通じて訓練された専門のエンジニアとコンサルタントで構成される「前方展開ユニット」を設置し、クライアントと直接連携してAI導入を加速させる。さらに、数千人のコンサルタントとエンジニアがOpenAI Partner Networkの専門レベル認定を取得する「OpenAI Practice」を立ち上げる。
提携は、レガシー運用をAI対応ワークフローに変換するほか、OpenAI CodexとChatGPT WorkをIBMの業界専門知識とIBM Consulting Advantageに統合することで、レガシーアプリケーションのモダナイゼーションとソフトウェア開発を加速させる。サイバーセキュリティとAIリスク管理においては、IBMのOpenAI Daybreak Cyber Partner Programへの参加を継続し、OpenAIのフロンティアAI機能とIBM Autonomous Securityを組み合わせることで、サイバー攻撃とAIモデルのリスク管理を支援する。IBM Consultingのグローバルシニアバイスプレジデントであるアンディ・ボールドウィン氏は、AIを安全かつ大規模に統合することの重要性を強調した。OpenAIの最高収益責任者であるデニス・ドレッサー氏は、AIをビジネス運営の信頼できる一部とすることの価値を指摘した。IBMは今回の協業により、OpenAIのEliteパートナーティアに参加する。
参考: newsroom.ibm.com (アーカイブ) — 2026年8月13日 09:00 (JST)
原文ハイライト"delivering secure, enterprise-ready AI at scale."