Appleは2026年7月29日(現地時間)、iOS 26.6およびiPadOS 26.6を公開した。今回のアップデートでは87件の脆弱性が修正され、そのうちSafariのセキュリティホールは、Anthropicの研究者らが自社開発のAIモデルClaudeを用いて発見したことが明らかになった。Appleは、このAIモデルの名前を異例にもセキュリティ謝辞に明記している。
Anthropicのリサーチサイエンティストであるミラド・ナスル氏とニコラス・カーリーニ氏は、SafariのブラウザエンジンWebKitに存在するメモリ破壊の脆弱性を特定した。この脆弱性により、特殊なウェブコンテンツによってSafariがクラッシュする可能性があったという。Appleは、この脆弱性(CVE-2026-64757)の謝辞としてMilad Nasr and Nicholas Carlini with Claude, Anthropicと記載した。
セキュリティ謝辞において特定のツール名を明記することは異例である。AppleもAnthropicも、Claudeが発見にどの程度貢献したかの詳細には言及していない。今回のアップデートで修正された87件の脆弱性は、カーネル、Safari、画像処理、Contacts(連絡先)など広範囲にわたるが、Appleはいずれも既に悪用された兆候はないとしている。Appleは昨年6月下旬にも、AIツールがパッチから攻撃への経路を短縮する可能性を考慮し、iOS 26.5.2のリリースを前倒ししている。
また、iOS 26.6のアップデートには、iOS 27に向けたSpotlight(スポットライト)インデックスの最適化も含まれる。Appleは、このバックグラウンドタスクが一時的にバッテリー寿命や熱性能に影響を与える可能性を認めている。iOS 26.6はiPhone 11以降のモデルに、iPadOS 26.6は特定のiPad Pro、iPad Air、iPad、iPad miniモデルに提供される。同時にmacOS Tahoe 26.6、watchOS 26.6、tvOS 26.6、visionOS 26.6、Safari 26.6もリリースされた。
参考: notebookcheck.net — 2026年7月29日 16:47 (JST)
原文ハイライト"Apple credits CVE-2026-64757 verbatim to "Milad Nasr and Nicholas Carlini with Claude, Anthropic"."