複数のフロンティアAI企業に所属する1,224人の従業員は2026年7月29日(現地時間)、米国政府に対し、AI開発の加速に対応するための技術およびガバナンスツールの国際的開発を支援するよう求める公開書簡を発表した。OpenAIとAnthropicがこの書簡を支持しており、両社の経営層や主要研究者を含む多数の人物が署名した。

公開書簡は、AI研究の自動化が急速に進む可能性に触れ、AIの能力開発がシステムを理解または制御する能力を超えて加速する現実的なリスクがあると指摘している。このリスクに対処し、セキュリティ対策を開発し、監視体制を強化するために、業界、政府、社会全体が「時間を稼ぐ」選択肢を必要とする可能性があるとしている。しかし、各企業や各国は、単独で開発を減速させることに対する強い競争圧力に晒されており、フロンティア全体の進捗を意図的に調整するための技術的およびガバナンスツールが現在不足していると述べている。

書簡は米国政府に対し、自動化されたAI開発のフロンティアのペースを意図的に調整するために必要な技術的およびガバナンスツールを開発する国際的な取り組みを支援するよう要請している。この要請は、現時点での開発ペースの変更ではなく、将来的な調整のためのメカニズムを準備することを目的としている。

OpenAIは声明で、AIの力が今後さらに高まるにつれて、フロンティアモデル開発におけるAI加速が非常に高くなり、世界がAI進歩のペースを調整する必要が生じる可能性があるとの見方を示した。同社は、米国政府が主導する取り組みに、他のラボやオープンソースコミュニティと協力して貢献したい意向を表明している。Anthropicも書簡を支持し、同社の再帰的自己改善に関する研究がAI開発のペースを意図的に調整するツールの必要性を示唆しているとし、業界全体の幅広い合意を歓迎した。

書簡には、OpenAIのChief Scientist Jakub Pachocki氏、Chief Research Officer Mark Chen氏、Cofounder and Head of AI Resilience at the OpenAI Foundation Wojciech Zaremba氏らが署名している。AnthropicからはCEO Dario Amodei氏、共同創設者のJack Clark氏、Co-founder and Chief Science Officer Jared Kaplan氏らが名を連ねた。さらにGoogle DeepMindのChief Strategy Officer Jasjeet Sekhon氏やMetaのChief Scientist Shengjia Zhao氏、Thinking MachinesのChief Scientist John Schulman氏、InherentのChief Scientist Edward Hughes氏などの主要人物も署名者に含まれている。


参考: Don’t Worry About the Vase (Zvi) (アーカイブ) — 2026年7月30日 00:31 (JST)

原文ハイライト

"The world's leading AI companies believe they could be close to automating AI research."

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