Crunchbase Newsは2026年7月28日(現地時間)、人工知能 (AI) とサイバーセキュリティの交差点にあるスタートアップへのシード投資が今年、活況を呈していると報じた。データによると、この分野の企業は150件以上のシード段階ラウンドで合計8億5500万ドルを調達しており、年間投資額は過去最高を記録する見込みだ。この活況は、AIがもたらすサイバーセキュリティリスクへの懸念が投資家の間で高まっている状況を反映していると見られる。

特に500万ドルから1000万ドル規模のシードラウンドにおいて、サイバーセキュリティ分野への投資が堅調であった。Crunchbase Newsの分析によると、この範囲でAI関連のセキュリティ企業14社が今年、シード資金を調達している。これらの企業のミッションは、AIの幻覚の特定から、敵対的シミュレーションの構築、金融分野におけるエージェントの検証まで多岐にわたる。

また、大規模なシードおよび早期段階の投資も確認された。OakはAI時代のアイデンティティインテリジェンス技術を開発し、今月6000万ドルをシード資金として確保した。AIネイティブのサイバーセキュリティプラットフォームを手がけるCylakeは、3月に4500万ドルのシードラウンドを調達。同社の創業者兼CEOは、Palo Alto Networksの創業者であるニール・ズック (Nir Zuk) 氏が務めている。さらに、JetStream Securityは、企業向けAIガバナンスおよびセキュリティプラットフォームを開発し、3月に3400万ドルのシードラウンドで事業を開始した。同社には、CrowdStrikeやSentinelOneなど、複数のセキュリティ企業のベテランが参画している。

投資家がシード段階で大規模な資金を投じる背景には、創業チームの質の高さや、初期段階での実績が理由として挙げられている。

このサイバーセキュリティ分野におけるシード資金の活況は、分野全体のベンチャー投資水準とも一致している。Crunchbaseのデータによると、今年上半期にこのセクターのスタートアップは、全段階を通じて106億ドルの資金を調達した。


参考: Crunchbase News — 2026年7月28日 20:00 (JST)

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