Moonshot AIは2026年7月27日(現地時間)、生成AIモデル「Kimi K3」のフルウェイトを公開しました。この2.8兆パラメータモデルは、史上最大のオープンウェイトAIシステムとして無償ダウンロードが可能となります。同社は、AnthropicのClaude Opusのような主要なクローズドモデルに匹敵する性能を示しており、西洋のAIラボがクローズドモデルの価格設定を維持できるかという問いを提起しています。
Kimi K3は、896のエキスパートを使用し、トークンあたり16のエキスパートを活性化する混合エキスパートモデルです。100万トークンのコンテキストウィンドウとネイティブのビジョンサポートを備えています。
Tom’s Hardwareの報道によると、Kimi K3はArenaのFrontend Codeリーダーボードで1,679ポイントを獲得し、Claude Fable 5の1,631ポイント、GPT-5.6 Solの1,618ポイントを上回り1位となりました。一方で、複数の公開比較では依然としてトップのクローズドモデル全体には及ばないとも報じられています。
Business Insiderの報道では、Artificial AnalysisがIntelligence IndexにおいてK3をトップのクローズドモデルに次ぐ位置に評価しています。Associated Pressが報じたところによると、発表直後、需要がMoonshot AIのキャパシティを圧倒し、同社は一時的に新規サブスクリプションの受付を停止しました。Kimi K3のウェイト保存にはMXFP4形式で約1.4テラバイトのストレージが必要となり、個人ユーザーや小規模スタートアップでの自己ホストは難しいと見られています。
The Financial Timesが7月21日に報じたところによると、中国商務部はAlibaba、ByteDance、Zhipuといった企業と、AIモデル、訓練データ、関連技術の輸出規制強化について協議しています。Bloombergが6月に報じたところによると、Kimi K3の開発元は最大20億ドルの資金調達ラウンドを模索しており、企業評価額は300億ドルに達する可能性があるとされています。また、その後の報道では年間経常収益が6月に3億ドルに達したと伝えられています。
参考: startupfortune.com (アーカイブ) — 2026年7月27日 10:45 (JST)