Vercelは7月17日(現地時間)、静的アセットのコンテンツデリバリーネットワーク (CDN) キャッシュとデプロイを最適化する新機能を発表した。この機能は、コンテンツアドレス指定アセットを出力するフレームワークにおいて、デプロイ間で静的ファイルを再利用し、ゼロコンフィグで提供される点が特徴だ。開発者はこれにより、コスト削減とデプロイの高速化という大きなメリットを得ることができる。Vercelは、これらの最適化が、現代のウェブ開発におけるパフォーマンスと効率性の課題解決に寄与すると説明している。

この最適化は、Framework-defined infrastructureを活用し、ハッシュ衝突、ファイルライフサイクル、効率的なルーティングといった複雑な処理を自動で管理する。Next.jsのようなクエリパラメータベースの「Skew Protection」を利用するフレームワークでは、コンテンツデリバリーネットワーク (CDN) リクエストが17%削減され、静的コンテンツの転送バイト数は24%減少した。

Vercelは、デプロイの平均速度が最大30%向上すると説明している。さらに、変更されないアセットがデプロイを超えてキャッシュされ続けるため、頻繁にデプロイされるプロジェクトではグローバルな初回バイトまでの時間(TTFB)が60%以上短縮されるという。

Vercelがサポートするフレームワークでは自動的にこの最適化が適用され、Next.js 16.3 preview以降のバージョンでは既に利用可能である。Nitroを含む追加のフレームワークへの対応も今後予定されている。利用に際して特別な設定は不要で、サポート対象フレームワークへのアップグレードのみで適用される。フレームワーク開発者は、Build Output API docsのimmutable static filesセクションで詳細を確認できる。


参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年7月17日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Optimized CDN caching and deploying of immutable static assets"

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