Cunxi Yu(クンシ・ユー)氏らは2026年6月26日(現地時間)付けで、学術論文投稿サイトarXiv(アーカイヴ)に、ハードウェア設計をリポジトリレベルのコード進化として扱う自律進化エージェントフレームワーク「HORIZON(ホライズン)」に関する論文を投稿した。このフレームワークは、Markdown(マークダウン)ハーネスをドメイン知識、実行可能な評価器、受容条件、およびGit/ランタイムポリシーを含むプロジェクトパックにコンパイルする。その後、ハンズフリーのエージェントループが分離されたGitワークツリーを進化させ、状態管理、トレース、リプレイにリポジトリ操作を利用する。
本アプローチは、電子設計自動化(EDA)ソフトウェアシステムにおけるリポジトリ規模の自律進化に関する先行研究を、ハードウェア設計アーティファクト自体に拡張するものであると説明されている。
研究チームは、このアプローチをChipBench(チップベンチ)、RTLLM(アールティーエルエルエム)、Verilog-Eval(ベリログ・エヴァル)、および9種類のCVDP(シーブイディーピー)カテゴリで評価した。その結果、完全にハンズフリーのエージェントループで、全てのスイートにおいて100%のベンチマーク完了率を達成した。
しかし、論文ではハードウェア設計向けのエージェント型AIが解決されたとは主張していない。これらのベンチマークは、チップ設計におけるより広範なエンジニアリング問題に対する制御された代理に過ぎないと指摘されている。現在の研究の限界と、未解決の研究課題についても言及されている。
参考: arXiv cs.AR (アーカイブ) — 2026年6月27日 02:21 (JST)
原文ハイライト"self-evolving agent framework that treats hardware design as repository-level code evolution"