Probook (プロブック) は2026年6月23日(現地時間)、Andreessen Horowitz (アンドリーセン・ホロウィッツ) とSequoia Capital (セコイア・キャピタル) などから総額4000万ドルの資金を調達したと発表した。調達の内訳はAndreessen Horowitzが主導するシリーズAラウンドで3400万ドル、Sequoia Capitalが主導するシードラウンドで600万ドル。同社は家庭向けサービス業界に特化したAIオペレーティングシステムの開発・普及を目指す。

Probookは、George Eliadis (ジョージ・エリアディス) 氏が設立したニューヨーク拠点のスタートアップで、空調設備 (HVAC)、配管、電気工事といった家庭向けサービス事業者のAIオペレーティングシステムを構築している。エリディアス氏は、既存のAIツールが音声エージェントやチャットウィジェットなどに集中し、事業者が複数のベンダーと契約する状況を生んでいると指摘した。Probookは、40名の技術者が150件の案件にどのような順序で対応するかを決定する「配車」の最適化に注力している。

Probookのシステムは、まず配車計画の中核を構築し、その後、電話対応、ジョブデータの整理、顧客への更新情報送信といった機能を統合した。導入事例として、インディアナ州の顧客が14拠点と260名の技術者を抱える事業では、最初の1カ月で2542件のジョブを人間の介入なしに予約した例が報告されている。また、フロリダ州の事業者は配車担当者を22名から10名に削減し、カンザス州の事業者は平均ジョブ収益を20%増加させた。Probookの顧客には、全国のHVACや配管事業者を統合するプライベートエクイティ支援のホームサービス企業が含まれる。

家庭向けサービス業界では、ServiceTitan (サービスタイタン) が主導的なソフトウェアプラットフォームとして知られている。ServiceTitanは63億ドルの公開企業で、独自のAIスケジューリング製品も提供している。Probookは現在ServiceTitanのパートナーとして登録されており、両社は協業関係にある。Andreessen HorowitzのDavid Haber (デイビッド・ヘイバー) ゼネラルパートナーは、Probookの戦略を「長年かけて築かれた構造的な濠」と評した。Sequoia CapitalのKonstantine Buhler (コンスタンティン・ビューラー) 氏は、エリディアス氏が現場で経験を積んでいる点を資金提供の理由に挙げている。


参考: fortune.com — 2026年6月23日 20:43 (JST)

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