Vercelは2026年8月6日(現地時間)、ターミナルコーディングエージェント向けの新機能として、Herdrでオーケストレーションされる各エージェントに独立したVercel Sandboxを提供すると発表した。これにより、Claude CodeやCodex、OpenCodeといったエージェントが、ユーザーのマシンに影響を与えることなく隔離された環境で実行できるようになる。エージェントが実行または編集する内容は、ユーザーのローカル環境に触れることはない。
エージェントを起動する際、プラグインはプロジェクトファイルを新しいVercel Sandboxにアップロードし、エージェントをインストールして、それに接続されたペインを開く。このペインはローカルターミナルと同様に機能し、ユーザーはエージェントに入力し、その作業を監視できる。しかし、このペインはユーザーのマシン上ではなくSandbox内に存在するため、パフォーマンスを低下させることなく複数のエージェントを同時に実行可能となる。
プラグインの全ての動作は機械可読であり、各アクションは結果をJSON形式で返す。これにより、ペインからエージェントの起動、状態確認、変更の適用といった操作を実行できるだけでなく、スクリプトや別エージェントからも同様の操作が可能となる。
セキュリティ面ではいくつかの安全策が組み込まれている。プラグインは初回アップロード前に全てのファイルを表示し、リモートでの変更はGit patchとして返され、ユーザーが選択した場合にのみ適用される。また、Sandboxを完全に削除するには、人間が「DELETE」と入力する必要がある。
Claude Code (バージョン 2.1.220)、Codex (バージョン 0.146.0)、およびOpenCode (バージョン 1.18.9) は全て検証済みであり、デフォルトで利用可能だ。開始するには、herdr plugin install vercel-labs/herdr-vercel-sandbox-pluginプラグインをインストールし、作業対象のリポジトリでvercel linkを実行した後、ハーダー (Herdr) のアクションメニューからエージェントを起動する。
エージェントの起動には2段階の呼び出しが必要となる。最初のドライランでは、アップロードされる全てのファイルがリスト表示されるが、何も作成されない。再度実行することで、プラグインがSandboxを作成し、ペイン内でエージェントを起動する。エージェントの作業結果をローカルマシンに戻すには、applyアクションを実行すると、変更がGit patchとして適用される。利用料金は標準のSandbox料金で請求される。
参考: Vercel Blog (アーカイブ) — 2026年8月7日 08:01 (JST)
原文ハイライト"Give every agent in Herdr its own Vercel Sandbox"