IBM Researchは2026年6月23日(現地時間)、企業向け汎用エージェントハーネス「CUGA (Configurable Generalist Agent)」をオープンソースとして発表した。CUGAはエージェント構築における基盤部分を処理し、開発者はツールリストとプロンプト記述に注力できる。同社はこのハーネスを用いた24種類の動作するアプリケーション「cuga-apps」を公開した。
CUGAは、エージェントの計画、実行ループ、ツール呼び出し、状態管理といった「配管」部分を担う。これにより、通常必要とされる開発開始時の設定作業が不要となる。エージェントはツールへのアクセス権と指示を開発者が定義する。
このハーネスは、AppWorldおよびWebArenaといったエージェントベンチマークで上位の成績を記録した実績がある。CUGAはモデルが持つ負荷を軽減することで、比較的小さなオープンウェイトモデルでも高性能を発揮できるように設計されている。
APIはOpenAPI、MCP、LangChainの関数を同等に扱える。また、長期的な計画、変数管理と自己修正、宣言的ガードレール、A2Aによるマルチエージェント委譲、Doclingを用いたRAG、単一環境変数でのプロバイダ切り替え(OpenAI、watsonx、Ollama、Anthropicなど)などの機能を統合している。
公開された「cuga-apps」には、映画レコメンダーやIBM Cloudアーキテクチャアドバイザーなどが含まれており、いずれも単一のFastAPIファイルで動作するCugaAgentを内包する。これらのサンプルアプリは、開発者が参照し、コピーして利用できるよう提供される。
参考: Hugging Face Blog — 2026年6月23日 21:51 (JST)