Zedは6月17日(現地時間)、統合開発環境(IDE) Zedのバージョン1.7.2をmacOS、Windows、Linux向けにリリースしました。今回のアップデートでは、AI Agent(AIエージェント)機能の効率を向上させるため、自動コンテキスト圧縮と手動トリガー用の「/compact」コマンドを追加。さらに、Gitグラフのref(ブランチ、リモートref、タグ)に対してカスタムGitコマンドを実行できるコンテキストメニューが導入され、開発者のワークフロー強化を図っています。Markdownプレビューのスタイリングも改善されました。

Zed 1.7.2におけるAI Agent機能の強化は、長期にわたるエージェントセッションにおけるコンテキスト管理の効率化を目的としています。新たに追加された自動コンテキスト圧縮機能と「/compact」コマンドにより、ユーザーはエージェントのコンテキストサイズを管理できるようになります。エージェントスキルの管理は設定UIに統合され、スキル関連の問題通知やスレッドインポートフローのユーザーエクスペリエンス(UX)も向上しました。オープンコード (OpenCode) モデルにはMiniMax M3、DeepSeek V4 Flashなどの新しいモデルが追加され、Qwen 3.6 Plusなど複数のモデルが更新されています。

Git関連では、コミットグラフのrefラベルに対してカスタムGitコマンドを実行できるコンテキストメニューが追加されました。これにより、「$ZED_GIT_REF」変数を使用し、クリックしたrefに対する特定のGit操作が可能となります。コミット詳細の変更ファイルリストにはオプションのツリービューが導入され、プロジェクトパネルおよびGitパネルのコンテキストメニューには.git/info/excludeへの追加オプションが提供されました。ワークツリーナビゲーションのUX改善や、コミットメッセージタイトルの長さに関する警告のデフォルト無効化も実施されています。

言語サポートとエディタ機能も複数改善されました。Markdownプレビューのスタイルが向上し、より読みやすくなっています。言語サーバープロトコル(LSP)関連では、言語サーバーからのメッセージ処理が高速化された際のZedのメモリ使用量が改善されました。C/C++のインデントの一貫性が向上し、Pythonの組み込み例外および警告のスタイル設定機能が追加されています。ターミナルでは「zed://」リンクがクリック可能になりました。このほか、設定ウィンドウの改善、大規模なバッファへの編集適用パフォーマンス改善、複数グラマーや言語サーバーを持つ言語拡張機能のインストール時間の改善なども含まれます。


参考: zed.dev (アーカイブ) — 2026年6月17日 09:00 (JST)

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