GitHub Blogは6月(現地時間)、Git worktreesの概念とその開発ワークフローにおける利点について解説する記事を公開した。従来のブランチとスタッシュに代わる効率的な並行作業の手段として提示されており、複数の作業ディレクトリを用いることでコンテキストスイッチングの負担軽減を目指す。
Git worktreesは、単一のリポジトリに対して複数の作業ディレクトリ(worktree)を作成することで、開発者が異なるブランチで同時に作業することを可能にする。これにより、緊急のバグ修正といった割り込み作業が発生した場合でも、既存の作業を中断せずに新しいworktreeで独立して対応する。
従来のワークフローでは、開発者は変更を一時的に保存し、別のブランチに切り替え、作業完了後に元のブランチに戻って保存した変更を復元するといった一連の手順が必要だった。このプロセスは、ファイルのリロードや依存関係の再インストールなど、負担と時間コストを伴う。worktreesはこれらの手順を不要にし、並行した作業環境を提供する。
worktreesは、GitHub Copilot appでも利用されており、現代の開発ツールの中心的な機能として位置付けられている。
しかし、worktreesの使用にはいくつかの考慮事項がある。各worktreeはプロジェクトの依存関係の独自のコピーを必要とするため、ディスク容量を消費する可能性がある。また、一時的なworktreeフォルダの管理が必要となる場合がある。Gitは、データの破損を防ぐため、同一のブランチを同時に複数のworktreeでチェックアウトすることを許可しない。
参考: GitHub Blog (AI) — 2026年6月17日 05:58 (JST)