女性主導のベンチャーキャピタル (VC) ファームであるキャピタルF (Capital F) は2026年8月26日(現地時間)、デビューファンドが1700万ドルをクローズしたと発表した。同ファームは、女性が需要を牽引する「女性経済」市場で事業を構築する企業を支援することを目的としている。主な投資分野は女性の健康、デジタルコマース、そして人工知能 (AI) ツールだという。

キャピタルFの共同創業者であるマーガレット・コブレンツ (Margaret Coblentz) 氏によると、人工知能 (AI) ツールへの投資は、女性が信頼性や安全性の侵害の犠牲となるケースが不釣り合いに多いことから、ますます重要になっているという。共同創業者のドーン・ドブラス (Dawn Dobras) 氏も、女性が信頼と安全の侵害の犠牲となる割合が不均衡に高いと指摘している。

コブレンツ氏とドブラス氏は共に過去30年間企業経営に携わってきた経歴を持つ。ドブラス氏はクリーンビューティー小売業者クレド・ビューティー (Credo Beauty) の最高経営責任者 (CEO) を務め、ギャップ (Gap) で10年間勤務した後、衣料品小売業者シャーロット・ルッセ (Charlotte Russe) に移った。コブレンツ氏もシャーロット・ルッセで働いた後、自身のラグジュアリーニットウェアブランドを立ち上げ、後に売却している。

両氏は長年幹部職を務める中で女性幹部の少なさを認識し、共同でファームを立ち上げることを決めたという。企業でのキャリアを終えた後、エンジェル投資家として活動を開始し、誰が資金を提供し、誰が会社を所有するかが非常に重要であると考えていた。ファンドレイジングの過程では、投資に関心を持つ女性を呼び込むため、全国でサロンイベントを開催した結果、ファンドの有限責任組合員 (LP) の約80%が女性となった。これには、ロシーズ (Rothys) のCEOで元オールド・ネイビー (Old Navy) 責任者のジェニー・ミン (Jenny Ming) 氏、元ポタリー・バーン (Pottery Barn) のCEOであるマルタ・ベンソン (Marta Benson) 氏、リネア・ロバーツ (Linnea Roberts) 氏とそのファームであるジンジャーブレッド・キャピタル (Gingerbread Capital) などが名を連ねている。

キャピタルFは、最低2人のLPと協議するまで創業者への投資は行わない方針だという。これにより、LPとの関係がアドバイザー、取締役、追加投資、そして販売紹介に繋がっている。

同ファームはこれまでに13社に投資しており、初期段階の企業に対し25万ドルから100万ドルの資金を提供している。ポートフォリオ企業には、Medicaid利用者にドゥーラサポートを提供するマラマ (Malama)、遠隔医療スタートアップのヘイ・ジェーン (Hey Jane)、生理・周期トラッキングプラットフォームのスターダスト (Stardust)、そして昨年Googleが買収したビッグ・サーAI (Big Sur AI) が含まれる。キャピタルFは2027年末までにファンドの資金を使い切る予定だ。


参考: TechCrunch Funding — 2026年8月27日 02:00 (JST)

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