Dwarkesh Podcastは8月25日(現地時間)、AI研究機関のAnthropicとOpenAIが、2028年までに世界の利用可能な計算資源(FLOPs)の大部分を制御する軌道にあると報じた。SemiAnalysis創業者のディラン・パテル(Dylan Patel)氏が同ポッドキャストで述べた見解に基づくと、両社は計算資源をより効率的に収益化できるため、他社を上回る価格での入札が可能であり、これにより世界の計算資源の集中が進むと同氏は指摘した。

ディラン・パテル氏は、世界の経済がAIラボの経済と計算資源市場の動向によって左右されつつあると分析している。昨年、米国におけるGDP成長のほとんどがAIインフラによるものだったと指摘。さらに、今年投入される計算資源の約3分の1がOpenAIとアンソロピック向けであり、その比率は今後加速すると見られている。

同氏の予測では、2028年には年間2兆ドルを超える計算資源への設備投資(CapEx)が行われ、AIラボがそのうちのさらに大きな割合を占めるようになるという。OpenAIとアンソロピックは、年間数十億ドルだった支出が数千億ドル、さらには今世紀末までに数兆ドルに達すると予測されている。これは、両社がパートナーと締結し始めた契約の一部に基づいている。

過去、両社は主にベンチャー資金による損失を計上していたが、アンソロピックは第2四半期に、OpenAIは第3四半期にそれぞれ黒字に転じた。以前はGPT-4をNvidiaHopper GPUsで運用した場合にマイナスの粗利益を生じていたOpenAIが、現在ではCodexや5.6、およびアンソロピックのOpus 5、Fable 5といったモデルを運用することで、電力1メガワットあたり1000万〜1500万ドルのベースコストに対し、アンソロピックでは最大5000万ドルの収益を生み出している。この収益によって、両社は得られた利益を訓練目的の計算資源に再投資することが可能になっている。

今年初めにはOpenAIが2ギガワット、アンソロピックが2ギガワット未満だった計算資源は、年末までに両社とも5ギガワットを超え、全体で3〜4倍に増加した。また、来年には、増分計算資源の40%〜50%をアンソロピックとOpenAIが利用すると予測されており、この集中傾向は加速している。SpaceXのような新たな参入企業も計算資源を構築し、最も高額な料金を支払えるOpenAIとアンソロピックにリースする可能性が高い。両社自身も計算資源の構築を開始している。


参考: Dwarkesh Podcast (アーカイブ) — 2026年8月26日 00:32 (JST)

原文ハイライト

"End of this year, they’re both above 5. So they’ve 3-4x’d compute"

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