OpenAIは2026年8月26日(現地時間)、同社初のカスタム推論チップ「Jalapeño」の性能測定結果を公開した。このチップは公開ベンチマーク「InferenceX」において、GPT‑OSS 120Bモデルを使用した場合、商用システムと比較してピークスループットとトークン遅延で優れた性能を示した。同社はデータセンターからモデル、製品に至るまで統合されたシステムでAI性能の向上を図る。
OpenAIは、JalapeñoチップがGPT‑OSS 120Bだけでなく、DeepSeek R1やKimi K2といった異なるモデルファミリーでも性能向上を示したと発表した。
この独自チップ開発は、モデル、提供ソフトウェア、チップ、メモリ、ネットワークを一体で開発することにより、スループット、遅延、エネルギー効率、コストをシステム全体で改善する目的を持つ。これにより、OpenAIは他パートナーから供給されるアクセラレータと並行して、各ワークロードに最適なシステムを適切な経済性で選択できるようになった。
OpenAIの成長にはMicrosoftのコンピューティングおよびNVIDIAのチップが基盤となっており、現在はAWS、AMD、ブロードコム (Broadcom)、セレブラス (Cerebras)、コアウィーブ (CoreWeave)、Oracle、SB Energy、SoftBankもポートフォリオに含む。同社は機能性と経済性の両面からこのポートフォリオを管理し、最も性能が重視される分野ではプレミアムシステムを使用し、規模とコストが重要な分野では効率を最適化する。
また、データセンターProject Camelliaでは、顧客のワークロードに合わせて設計することで、水消費の閉ループシステムによる節約や年次独立監査など、環境・地域貢献も図っている。同社は、より効率的なコンピューティングと競争力のあるサプライチェーンが、顧客への低コスト提供と研究投資の継続を可能にすると見解を示している。
参考: OpenAI Blog — 2026年8月27日 09:00 (JST)
原文ハイライト"Jalapeño delivered more peak throughput per kilowatt and lower token latency than the commercial systems"