OpenAIは2026年8月26日(現地時間)、オンライン旅行会社loveholidaysが同社の生成AIモデルCodexを導入し、ソフトウェア開発プロセスを全社に拡大したと発表した。製品マネージャーやデザイナー、営業チームなどが直接コードベースに貢献し、エンジニアはより複雑な課題に注力する体制を構築した。これにより、アイデアから製品化までの期間を短縮している。

loveholidaysは、Codexの導入により、AI支援型コード変更が年間で7%から79%に増加したことを明らかにした。また、エンジニアリングチームの増員なしにAI支援によるデプロイ頻度が73%向上した。データプラットフォームの変更成功率は58%から93%に上昇し、サポートリクエストあたりのデータプラットフォーム変更数は4倍に増加した。

loveholidaysのCTOであるマイク・ジョーンズ (Mike Jones) 氏は、この取り組みを旅行のための汎用人工知能 (general intelligence for travel)構築の一環と位置づけている。Codexを活用することで、社内の非エンジニアリングチームがSearch Playgroundを通じて新しい顧客体験のプロトタイプを迅速に作成できるようになった。例えば、「Inspire Me」や、マーケティングチームによるインタラクティブなマイクロサイトなどが、非エンジニアによって開発された。

また、Codexは専門的なエンジニアリングの知識を組織全体で利用可能にしている。データプラットフォームやインフラストラクチャの変更作業において、エンジニアリングチームのベストプラクティスや検証プロセスをワークフローとしてCodexに組み込むことで、非専門家でも自律的に変更を進めることが可能となった。これにより、エンジニアはルーティン業務のトラブルシューティングから解放され、プラットフォーム自体の改善に集中している。

この結果、loveholidaysのデータエンジニアリングチームは、クラウドストレージコストを年間約3万6000ポンド削減し、データ処理の無駄を削減することで年間約10万ポンドの追加節約を実現した。レルコ氏は、以前は困難すぎたことが、今では日常になっていると述べている。


参考: OpenAI Blog — 2026年8月27日 03:00 (JST)

原文ハイライト

"Everybody is a builder,” says Dmitri Lerko, Head of Engineering at loveholidays."

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