プールサイドAI (Poolside AI) は2026年8月20日(現地時間)、NVIDIAとの非独占的ライセンス契約を締結したと発表した。この契約には60億ドルのライセンス料が含まれ、NVIDIAはプールサイドAIに10億ドルの投資も行った。従業員109名がNVIDIAに移籍する一方、プールサイドAIの創業者らは会社に留まり、事業の大幅な転換を進めていると見られる。
エリック・ニューカマー (Eric Newcomer) 氏が投資家向けレターとして報じたところによると、NVIDIAによるプールサイドAIへの投資は、同社の事前評価額を120億ドルと設定している。NVIDIAに移籍する109名の従業員は、プールサイドAIの技術系従業員の大部分を占める模様だ。
プールサイドAI創業者の一人であるエイソ・カント (Eiso Kant) 氏らは、この取引について「買収でもアクアハイヤーでもない」と説明している。同社は過去3年半、多額の資金要件を伴う競争環境にあり、昨年終盤には20億ドルの資金調達を6週間以内に行い、1月に稼働予定だった40,000 GB300クラスターを確保する必要があったが、期限内に完了できずクラスターを失ったという。次世代の最先端モデルには、さらに桁違いに大規模なクラスターが必要であり、資本だけでなく物理的なデータセンターのスペースと契約済みの計算能力が制約となっている。
このような状況の中、プールサイドAIは事業をインフラストラクチャーに大きく転換すると見られており、2026年1月にスピンアウトした子会社、プールサイド・インフラストラクチャー・カンパニー (Poolside Infrastructure Company) は、テキサス州で1.2GWのデータセンターを建設中であることが報じられている。
参考: Latent Space (アーカイブ) — 2026年8月21日 14:45 (JST)
原文ハイライト"Poolside AI, the artificial intelligence model-building startup, has struck a non-exclusive licensing deal"