Uber共同創業者であるTravis Kalanick氏が、自身のロボット会社Atomsの17億ドル規模の資金調達に関連し、ベンチャーキャピタル (VC) に対する見解を示したと、TechCrunch Fundingが8月19日(現地時間)に報じる予定だ。同氏は、自身のキャリアを通じてVCとの複雑な関係を経験したと述べ、VCの中で実際に「役に立つ」のは「1%」に過ぎないと見積もっている。
Travis Kalanick氏は、David Senra氏のポッドキャストに登場し、VCは「害をなさない」という非常に高い基準を満たすものが10%に過ぎず、実際に「役に立つ」のはさらに少ない1%であると語った。同氏は、創業者が会社の「チェスの達人」である一方、VCはたまに進行状況を確認する「チェス愛好家」であると喩え、両者の関係が避けがたく複雑であるとの見方を示した。
Uberの共同創業者として、Travis Kalanick氏は在任中に約150億ドルのベンチャー資金を調達し、VCの間では注目の人物であった。しかし、2017年にはベンチャー企業BenchmarkのBill Gurley氏との取締役会での対立により、Uberからの退任に至った。Travis Kalanick氏は、この経験からBenchmarkからの資金調達を避けるよう創業者に助言している。
現在、Travis Kalanick氏が立ち上げたロボット会社Atomsは、Andreessen Horowitzが主導するラウンドで17億ドルの資金を確保し、共同創業者のBen Horowitz氏が同社の取締役に就任した。Travis Kalanick氏はVCからの資金調達自体は避けるべきではないとし、むしろ複数のVCが競い合う状況を作り出すため、計画を簡潔に提示することを勧めている。
また、同氏はUberでの自身の退任についても言及し、「被害者意識」に陥らないよう創業者に忠告した。自身のマネジメントスタイルが問題であったと認識しており、「多くの状況で一線に近づきすぎた」と述べた。この「ハードチャージング」なスタイルは、以前のスタートアップRed Swooshでの過酷な経験から生まれたと説明した。
Travis Kalanick氏の発言を受け、Andreessen Horowitzはポッドキャストのエピソードを積極的に宣伝した。これはBenchmarkのGurley氏とAndreessen Horowitzの共同創業者Mark Andreessen氏の間に以前から公的な摩擦があったためと見られている。2015年のNew Yorkerのプロフィール記事で、Andreessen氏はGurley氏を「私のニューマン」と呼称していた。
参考: TechCrunch Funding — 2026年8月20日 06:48 (JST)