AWSは2026年8月4日(現地時間)、生成AIアプリケーションおよびエージェントを本番規模で構築するためのプラットフォーム「Amazon Bedrock」の概要を公開しました。同プラットフォームは、柔軟性、エンタープライズセキュリティ、スケーラビリティを備え、幅広い組織による生成AI活用を支援します。
Amazon Bedrockは、主要AI企業が提供する数百のファウンデーションモデル(FM)へのアクセスを提供し、モデル選択ツールを搭載しています。
エージェント開発においては、エージェントの構築、接続、最適化を行うエンドツーエンドのプラットフォームAmazon Bedrock AgentCoreを提供します。これにより、フレームワークやモデルの種類を問わず、インフラ管理なしでエージェントをデプロイできます。OpenAI frontier modelsを使用するチーム向けには、Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAIも提供されます。
データによるカスタマイズ機能として、「Knowledge Bases」Bedrock Data Automation「プロンプトエンジニアリング」「ファインチューニング」を組み合わせて、機密情報を管理しながらモデルを最適化できます。また、強固なセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス対策として、Bedrock Guardrailsによる有害コンテンツのブロックや、ISO、SOC、CSA STAR Level 2、GDPR、FedRAMP High、HIPAAなどの一般的なコンプライアンス標準への対応を明記しています。
コスト最適化機能も備え、Model Distillation「Prompt caching」Intelligent Prompt Routingなどにより、パフォーマンスを維持しつつコストを削減します。例えば、蒸留モデルは最大500%高速で、コストを最大75%削減できるとされます。Intelligent Prompt Routingは、品質を維持しながらコストを最大30%削減可能です。
顧客事例として、Robinhood(ロビンフッド)はAmazon Bedrockを使用してAIコストを80%削減し、開発時間を半分に短縮したと報告しています。Epsilon(イプシロン)は、Amazon Bedrock AgentCoreを利用してマーケティング業務を改革し、エージェント開発期間を数ヶ月から数週間に短縮したと説明しています。
参考: aws.amazon.com — 2026年8月4日 09:00 (JST)