Qwenは2026年8月3日(現地時間)、新たなオープンウェイトモデル「Qwen 3.8 Max」と「Qwen 3.8-27B」を発表した。「Qwen 3.8 Max」は2.4兆パラメータを持つ大規模言語モデルで、特に自律コーディング、長期にわたるエージェント作業、マルチモーダル推論に特化している。これらのモデルのオープンウェイト版は来週にも公開される見込みとされた。

Qwen 3.8 Maxは、自律コーディング、自律的なAI研究、競技データサイエンス、自律的なハードウェア・チップ設計、現実世界の業務、マルチモーダルエージェントと視覚フィードバックといった主要な機能を備えている。

自律コーディングでは、10日間以上の無人での実行能力が示された。また、自律的なAI研究においては、元の論文のベンチマークを2.71ポイント上回る新しいデータ選択手法を発明したという。さらに、WWW2025 Multimodal Dialogue Intent Recognition Challengeでは、526チーム中上位13%にランクインしている。

このモデルのAPIは、入力トークン100万あたり2ドル、出力トークン100万あたり6ドルで提供され、キャッシュトークン100万あたり0.25ドルとなっている。これは以前のAPI価格から、入力で0.5ドル、出力で1.5ドルの引き下げに相当する。Qwen 3.8 Maxは総パラメータ数が2.4兆に達し、ZhihuFrontierによるサマリーではトークンあたり950億のアクティブパラメータが示唆されている。また、100万トークンのコンテキストウィンドウをサポートしており、OpenAIおよびAnthropicのプロトコルとの互換性があるとされている。

モデルのパフォーマンスは、複数の第三者評価でも高い結果を示している。Frontend Code Arenaには全体4位(Elo 1,668)で初登場し、Claude Opus 5 [Max]とKimi K3に次ぐ位置を占めた。Vision Arenaでは2位、Vals Indexではオープンウェイトモデル中2位、全体では43モデル中10位の66.1ポイントを獲得している。SWE-benchでは87.3%を記録し、Claude Opus 4.8(82.6%)とGLM-5.2(83.3%)を上回る結果を示した。旧モデルのQwen 3.7 Maxと比較すると、約2.5ヶ月でVals Indexスコアが8.6ポイント向上している。

一部の観測者からは、中国のオープンウェイトフロンティアが、特にコーディング、エージェントワークフロー、マルチモーダルタスクにおいて、西洋のトップクローズドモデルと直接競争している証拠であるとの見方も示されている。


参考: Latent Space — 2026年8月4日 12:49 (JST)

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