Simon Willison's Weblog (サイモン・ウィリソンズ・ウェブログ) は2026年7月29日(現地時間)付けで、Håkon Måløy (ホーコン・モーロイ) 氏が、Microsoft WordのCopilotに対するプロンプトインジェクション攻撃を自己複製型ワームに進化させる手法を発見したと報じた。攻撃者はドキュメント内に隠された指示を配置し、Copilotがその指示をユーザーのリクエストの一部と解釈して、編集中または作成中のドキュメントを操作する。さらにCopilotはその隠し指示を生成ドキュメントにコピーし、新たな伝播元となりうる。

この新しい手法では、隠し指示がコピーされたドキュメントが別のCopilotワークフローで使用された場合、元の攻撃者のドキュメントが存在しなくとも、指示が再びトリガーされ、さらに多くのドキュメントに伝播する可能性がある。従来より白地に白のテキストなどによる隠しテキストは確認されていたが、Håkon Måløy 氏が発見した手法は、指示が自己複製を意図してコピーされる点が特徴である。

この問題はMicrosoftに責任をもって開示され、同社は144日間をかけて修正に取り組んだ。しかし、現時点ではこの攻撃クラス全体をカバーする完全な緩和策は提供されていない。


参考: Simon Willison’s Weblog — 2026年7月30日 03:43 (JST)

原文ハイライト

"deliberately copies instructions to self-replicate itself"

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