Vercelは2026年7月28日(現地時間)、同社の開発プラットフォーム「AI Gateway」に「unified fast mode abstraction」をベータ版として追加したと発表した。これにより、AI Gateway上で利用可能なあらゆるモデルに対し、標準化された方法で高速モードを要求することが可能になる。

この高速モードは、トークンあたりのコストが高くなる代わりに、レイテンシ(応答時間)の低減またはスループットの向上を実現する。ユーザーはプロバイダを固定したり、独自の連携設定を行うことなく、この機能を利用できる。

高速モードを有効にするには、providerOptions.gateway配下のspeedfastに設定する方法が提供されている。また、anthropic/claude-opus-5-fastのような「fast slug」と呼ばれる識別子を直接指定して、高速版を利用することも可能である。speedオプションはベースモデルIDを維持しつつ標準速度へのフォールバックを可能にし、fast slugはfast variantを直接指定する場合に用いる。このspeedオプションは、AI GatewayのすべてのAPIフォーマットで機能する。

高速モードは現在、対応モデルのセットが拡大しており、モデルリストでは雷のアイコンで識別できる。fast tier(高速層)を持たないモデルに対し高速モードを要求しても、そのリクエストは標準速度で実行され、効果はない。通常、fast variantのモデルはベースモデルよりも高価である。Claude Codeでは、セットアップ後にAnthropic Opusモデルで/fastを使用して高速モードを切り替えることができ、他のエージェントではモデル設定でfast slugを選択する。


参考: Vercel Blog — 2026年7月29日 09:00 (JST)

原文ハイライト

"Fast mode trades a higher per-token cost for lower latency or higher throughput."

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