GitHubは2026年7月23日(現地時間)、MCPプロトコルをステートレス化する最終仕様が同月28日に稼働すると発表した。GitHub MCP Serverはすでにこの最新仕様に先行対応しており、新しいステートレスコアの導入により、MCPデプロイメントのスケーラビリティが大幅に向上する見込みだ。このプロトコル変更は、Sessionsとinitializeの廃止を通じて、サーバーへの接続を迅速かつ容易にする。

このプロトコル変更により、従来のSessionsとinitializeのメカニズムが廃止され、クライアントからサーバーへの接続がより迅速かつ簡素化される。クライアントはハンドシェイクを並行して完了できるようになり、複数のラウンドトリップ要求を行うことで、リモートサーバー上でのelicitationといった機能サポートが向上すると予測されている。

GitHub MCP Serverにおいては、具体的な実装としてRedisセッションが廃止された。これにより、初期化時に発生していたデータベースへの書き込み処理や、その後のすべての呼び出しにおけるデータベース読み取り処理が不要となった。これらの変更は、ユーザー体験を損なうことなくシステム全体の高速化に寄与する。さらに、ロギングやシークレットスキャンに必要な値はHTTPヘッダーから直接読み取れるようになり、ペイロードの詳細な検査が不要になることで処理効率が改善された。また、URL elicitationを用いたstdio MCPサーバーのelicitation実装もアップグレードされており、Go SDKは新旧両方のクライアントメカニズムに対応する統合的なラッパーを提供する。

MCPは、公式の適合テストが新たに追加されたことも特筆すべき点だ。この適合テストにより、エージェントは自身の作業の検証を客観的に行うことが可能となる。これは、公式SDKの全ティア、および独自クライアントやサーバーを使用する開発者にとって、アシスト開発における検証プロセスを大幅に簡素化するものだ。すべてのティア1 SDKは後方互換性を維持しており、すでにベータサポートを出荷済みであるため、既存のサポートを維持するために追加の対応は不要とされている。新たなステートレスコアは、MCPエコシステム全体の堅牢性と効率を高めることを目指している。


参考: github.blog (アーカイブ) — 2026年7月23日 09:00 (JST)

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