Vercel (ヴァーセル) は2026年7月26日(現地時間)、同社のAI Gateway (エーアイ・ゲートウェイ) がOpenAI Responses API (オープンエーアイ・レスポンスズ・エーピーアイ) 向けのWebSocketモードに対応したと発表しました。この新たなサポートにより、アプリケーションは永続的な接続を確立し、HTTPリクエストごとに完全なコンテキストを再送信することなく、新しい入力項目と`previous_response_id`を送信するだけで対話を効率的に継続できるようになります。この機能強化は、特に大規模なAI対話システムにおけるパフォーマンス向上とリソース消費の削減に寄与すると期待されています。
Vercelは、AI GatewayにOpenAI Responses APIトラフィックをWebSocket経由でルーティングする機能を追加しました。従来のHTTPリクエストベースの通信では、対話ごとに完全なコンテキストを再送信する必要がありましたが、このWebSocketモードでは永続的な接続を保持します。
これにより、新しい入力項目と直前の応答IDを指すprevious_response_idを送信するだけで、各対話を継続できるようになります。この効率的な通信方法は、特に複雑な対話フローを持つAIアプリケーションにおいて、ネットワークのオーバーヘッドを大幅に削減します。
OpenAIの報告によると、20以上のツール呼び出しを伴うエージェントロールアウトでWebSocketを利用した場合、エンドツーエンドの実行速度が最大で約40%高速化するとのことです。AI Gatewayのこの新機能では、GET /v1/responsesのルートでWebSocket接続が確立され、永続的な接続上でresponse.createフレームを受け入れる仕組みとなっています。
また、このWebSocketモードはstore=false設定とZero Data Retentionに対応しており、OpenAIのWebSocketモード仕様に準拠しています。これにより、ユーザーのプライバシーとデータ管理の要件を満たしながら、高性能なAI対話機能を提供します。
参考: Vercel Blog — 2026年7月27日 09:01 (JST)